スクールコンサート in 佐世保市立船越小学校
2021年11月5日(金)、14時より佐世保市立船越小学校にてスクールコンサート。
午前中の開催校、大久保小学校を出発し、九十九島を眺めながら佐世保市で一番景色がいいと評判の船越小学校に到着。
学校周辺には米軍住宅があり佐世保市の風情を感じました。
教頭先生が「昨年、白南風小学校の時に聴きました。」と声を掛けてくださいました。
佐世保市でのスクールコンサートは2年ぶりですから、「白南風小学校に伺ったのは一昨年前ですよね?」とたずねると、「もう一昨年前ですか!とても鮮明に記憶に残っているので、昨年かと思いました!」と嬉しいお言葉をいただきました。
控室の家庭科室で準備をしていると、「子ども達が津軽三味線について調べてましたよ。」と先生が教えてくださいました。
津軽三味線に興味を持って、前もって調べてくれたようです。嬉しいですね!
密を避けるため、船越小学校は5、6年生2学年での鑑賞となりました。
体育館袖で待機をしていると、いつ入場してきたのか分からないくらい静かに、5、6年生が入場してきました。さすが高学年の皆さんです。
船越小学校の皆さんは1曲終わるごとに、大きな拍手、そして手拍子で応援してくれました。
手が痛くなるんじゃないかなと思うくらい、大きな拍手、大きな手拍子、とても嬉しかったです。
きっと聴いたことのない民謡ばかりだったと思いますが、目と耳と心、そして体を揺らしながら、時には踊ったりと全身で聴いてくれました。
三味線の仕組み、構造をお伝えする「三味線の解体ショー」のコーナーでは、いいリアクションをしてくれました。
まず小さなトランクを見せて、「実は三味線、この中に入るんです。」と家元が言うと「えー!」とビックリした様子。
更に糸をはずし、棹をはずして分解すると「えーー!」「おーー!」という驚きの声があちらこちらから聞こえてきました。
三味線が小さなトランクに入った時には拍手が沸き起こりました。
家元もマジシャンになった様な気分で、少し得意気でした(笑)。
先人の知恵は素晴らしいですね。
解体ショーの後は、船越小学校の校歌を演奏。
家元が採譜をし、華映が三味線、華陽が太鼓、そして家元が歌います。
これまでに何校の校歌を採譜し、演奏してきたんでしょうね!本当ならば、一緒に歌いたかったのですが、児童の皆さんは心の中で歌ってもらい、手拍子で応援していただきました。
前半の部は船越小学校の校歌で終了。
後半の部は児童の皆さんがよく知っている曲を演奏いたしました。
特に「ソーラン節」は運動会で踊ったとの事で、体育館の空いているスペースを利用して踊ってもらうことに。
5月に運動会があったそうなので、久し振りの「ソーラン節」でしたが元気に踊ってくれました。
コンサート最後は、津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」。
津軽三味線の独特の響きを身体中で感じていただきました。
演奏が終わると拍手とともに「アンコール!」の声が!嬉しいですね。
子ども達から「千本桜」のアンコールをいただきました。
代表の児童から嬉しい感想、そして長崎の銘菓をいただきました。
とても鑑賞態度の素晴らしい船越小学校の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
主催:一般社団法人長崎県教職員互助組合、佐世保市教育委員会
後援:長崎県教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。