伝統音楽を楽しむ会2023【第二部】
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2023年8月11日(金祝)、宮崎市民文化ホールイベントホールにて、5年ぶりとなる「伝統音楽を楽しむ会」を開催いたしました。
おかげさまで満員以上のお客様にお越しいただきましたが、入場をお断りしたお客様や立ち見のお客様もおられて、申し訳なく思っております。
ホームページでは、コンサートの全容を随時更新していきます。
このページでは「第二部」をご覧ください。
10分間の休憩の後は、村上三絃道後援会副会長の長濵保廣様よりご挨拶をいただきました。
いよいよ第2部はゲストの大西洋介さんと由宇月家元のコラボレーション。出番が終わった生徒の皆さんも、客席や舞台袖で演奏を楽しんでいました。
まず1曲目はピアノの伴奏に乗せて、しっとりと椎葉民謡の「刈干切唄」。由宇月家元の澄んだ唄声に、お客様もうっとりされていました。
続いては2015年に発売したCDの収録曲「絃と弦のプレリュード」をピアノアレンジした、「絃とピアノのプレリュード」をお聞きいただきました。CDではヴァイオリンとコラボレーションしておりますが、ピアノとのコラボレーションも心地いいものでした。
続いて由宇月家元が作曲した「月華」。そして、アストル・ピアソラが作曲した「リベルタンゴ」を披露。
「リベルタンゴ」はピアソラが名付けた造語で「自由なタンゴ」という意味ですので、曲の中に「津軽じょんがら節」を織り込んで演奏いたしました。
続いての椎葉村民謡「秋節」もピアノの伴奏に乗せてしっとりと唄い上げました。椎葉村でも唄える方が少ない「秋節」。立春を過ぎると豊かな実りを願いながら唄われていました。
オリジナル曲「Neoじょんがら」では華映、華陽も登場し、ピアノと三味線の二重奏でお届けしました。
続いてのオリジナル曲「ひむか絃奏」では、コーラス隊のBBTも加わり、深みのあるコーラスで「ひむか絃奏」に華を添えていただきました。
プログラムにはありませんでしたが、宗家が会場に来ているということで、会場のお客様からリクエストをいただき、急遽オリジナル曲「光彩」を演奏することになりました。
引き続きBBTにもお付き合いいただき、「伝統音楽を楽しむ会2023」バージョンの「光彩」を演奏。宗家の魂のこもった力強い津軽三味線の演奏に涙する方もおられました。
また宗家と由宇月家元の「津軽じょんがら節」の掛け合いも拍手喝采をいただき、お客様も宗家の演奏を聞くことができ、満足したご様子でした。
「伝統音楽を楽しむ会」最後の曲は、元気いっぱい「えいえい!えいさー!」で締め括りました。
「えいえい!えいさー!」は宮崎県だけの綱引きの掛け声。
応援歌として制作し、スクールコンサートでも演奏し、大変喜んでいただいております。
来年2024年は8月18日(日)、宮崎市民文化ホールイベントホールにて開催です!!
開場/12時半 開演/13時 終演予定/15時半
皆様のお越しをお待ちしております!!
撮影:酒生哲雄、酒生明子(酒生哲雄写真事務所)