今回は人吉支部の師範　村上由華莉さんを紹介します。

由華莉さんの師匠である人吉支部、総師範の由里華先生は小学校の教師をされていました。
総師範の華陽さんも華映も、そして由華莉さんも先生の教え子です。
また、由華莉さんと華映は同級生。
小学校3年生の時の担任の先生が由里華先生でした。
華映が三味線を習い始めたのが小学校3年生からでしたが、4年生に進級した際、由華莉さんを連れて由里華先生の家に遊びに行きました。
そこで初めて三味線を持った由華莉さんは「習いたい！」と決心。
お母様や家族の応援もあり、三味線を習うことになりました。

琴海（ことみ）ちゃん

それからは先に習い始めた華映を追い抜く勢いで上達され、中学2年生で名取、中学3年生で准師範に合格。
村上三絃道ジュニアの期待の星でしたが、中学校卒業後、福祉の道に進むことになり、高校卒業後は大阪の病院に勤務されました。
三味線からは遠ざかってしまいましたが、現在は地元人吉に戻られ、ケアマネージャーとして働いておられます。

また公演メンバーとしても活躍され、人吉でも様々なイベントへ出演されています。

長女の琴海ちゃん（小学5年生）も三味線、民謡を習っており、お母さんと一緒に舞台に立っています。

由華莉さんにこれからの目標を伺いました。

「三味線を続けてこられたのは両親のお陰なので、家族に感謝しながらこれからも地域の方や子ども達に伝統音楽を楽しんでもらえるよう、演奏していきたいです。来年計画中の人吉公演では、人吉出身の華映さんと地元で演奏できることを楽しみにしています！これからも親子共々練習に励みたいと思います！」

由華莉さんの、これからの益々のご活躍をお祈り致しております。