スクールコンサート in 対馬市立仁田小学校
2017年6月13日(火)午前、対馬市立仁田小学校にて。
稲作が東南アジアからこの地域に伝わった米文化の発祥の地とのことで、地域の方々と普段から交流をされている仁田小学校。
児童の笑顔が似顔絵として校舎や入口の塀に描かれていました。
ステージには、スクールコンサートという文字が一文字ずつ色を変え、可愛らしく飾り付けしてありました。
開演前には地域の皆さんをお迎えする準備として、児童達がスリッパをひとつひとつ拭いていました。
先生方のご指導のもと、同じようにフロアもステージも綺麗に拭いてくれていた姿がとても印象的でした。
おもてなしの心が嬉しいですね。
小学生の前方には保育所のこども達、後方には地域の皆さん、左右には先生方と、児童を囲み温かな雰囲気。
教頭先生進行でコンサートがスタートし、校長先生のお話では、生で聞くのは初めてで、非常に楽しみにされているとのことでした。
オープニングの演奏では家元のソロが始まると、何度も拍手が起こり、曲が終わると再び盛大な拍手。
児童数は60名ですが何千人の観客がいるかのような盛り上がりでした。
保育園の園児達も真剣な表情で手の動きを食い入るように見てくれました。
初めての三味線ですがとても気に入ってくれたことが伝わり感激でした。
休憩時間も児童と三味線を通じてふれあいの時間となりました。
地域の方々も積極的に声をかけて下さって、普段の児童との交流を誇らしげに話して下さいました。
また、高学年を指導されている先生はギターが得意で音楽の授業の時にも児童の歌に合わせて弾いておられるとのこと。
音楽に対する意識の高さは素晴らしいものがありました。
家元がコンサートの中で必ず話しているのが「立腰」について。
三味線を弾く以外にも集中力を高めることにも効果があります。
村上三絃道のコンサートでは児童に様々なメッセージを伝えることも大きな目標。
コツコツと続けること、チャレンジすることなどもしっかり話をさせていただいております。
終演後の6年生のご挨拶も見事でした。
音楽の授業で三味線の音をCDで聞いたことはありましたが、自分から聞いてみたいと思ったことはありませんでした。しかし、今日の演奏を聞き、これからは日本の音楽にも興味を持って聞きたいと感じました。遠い対馬へ僕たちのために演奏に来て下さって本当にありがとうございました。これからも素晴らしい三味線の演奏をたくさんの学校に届けて下さい。
学校には記念に太陽じょんがらのCDを贈呈させていただきましたが、終演後、地域の方も買いに来て下さいました。
皆さんの心に三味線の音がいつまでも響いていて下さるよう祈りながら、午後の学校へ移動しました。
- 今日のスクールコンサートは米文化発祥の地にある仁田小学校。
- 地域の皆さんも見に来てくださいました。
- 三線の演奏に合わせて会場の皆さんと踊りました。
- 手拍子や拍手で応援してくれる児童の皆さん。
- ソーラン節ではおなじみの掛け声を。「ソーラン!ソーラン!」
仁田小学校の皆さん、地域の皆さん、本当にありがとうございました。
主催:一般財団法人長崎県教職員互助組合、対馬市教育委員会
後援:長崎県教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。