スクールコンサート in 長崎県立長崎特別支援学校
2017年6月30日(金)、午前10時より長崎県立長崎特別支援学校にてスクールコンサート。
長崎特別支援学校は長崎市内の高台に位置し、県南地区唯一の肢体不自由特別支援学校です。
隣接する独立行政法人国立病院機構長崎病院との連携のもと、小学部・中学部・高等部の児童生徒がのびのびと学習されています。
先生方の目配りや気配りも素晴らしく、チームワークも万全。
朝8時に到着すると手際良く搬入を手伝って下さいました。
日頃から音楽活動に力を入れておられるせいか、ステージには車椅子が上がりやすいように傾斜がつけてあり、使い勝手が良いように工夫されていて、とても温かな空間でありました。
コンサートの始めには担当の先生がギターと三味線を児童生徒に見せて話をされました。
ほとんどが三味線は初めて聴かれるとのことで、大変楽しみにされていたとのこと。
子ども達の他にも先生方、自治会の皆さん、長崎病院に入院中の卒業生など約100名が会場いっぱいで私達を迎えて下さいました。
津軽三味線が鳴り響くと子ども達は目を輝かせて聴いてくれました。
手の動きを真似しながら、身体を揺すりながら全身で音を感じている姿に心が熱くなりました。
また、リクエストいただいた校歌を三味線、太鼓で披露すると表情が一段と明るくなり、大好きな学校を誇りに思っていることが伝わってきました。
せっかくの「出逢い」ですから、「ふれあい」の時間を設けました。
演奏者3名がひとりひとりに三味線を持って回り、触ってもらったり、弦を弾いてもらったりして、三味線を身近に感じていただくことが出来ました。
先生方も子ども達の笑顔をカメラにおさめておられました。
今回、全校生徒80名の中から2名に演奏体験もしていただきました。
家元の三味線や、太鼓の音に合わせてソーラン節を奏でていただきましたが、見事なバチさばきで大きな拍手が沸き起こりました。
体験した男子も演奏後元気なピースサイン。大変嬉しそうでした。
太陽じょんがらもみんなでノリノリ。
エンディングの津軽じょんがら節まで70分間のコンサートを心置き無く楽しんでいただけたようでした。
終演後は生徒代表の挨拶と、綺麗な花をいただきました。
そして、クラスごとに記念写真。
カメラの方ではなく演奏者の顔を見つめ、手を握ってくる子ども達を先生方が一生懸命声かけしてカメラの方を向かせようとされました。
全員との撮影を終え、図書室で教頭先生より労いの言葉をいただきました。
教頭先生としては 70分間の長時間の上、休憩無しで児童生徒が最後までもつか心配されたとのことでしたが、大変楽しんでいる様子に感動されたとのことでした。
また、曲によって表情が変化していく様子、集中力の高さにも驚かれていました。
音楽が大好きな長崎特別支援学校の子ども達。
私達にとっても心に残るコンサートとなりました。
主催者の長崎県教職員互助組合の方々にもお越しいただきました。
このような機会をいただけたこと、心から感謝致しております。
- 真剣に演奏を聴いてくれた児童生徒のみなさん。
長崎特別支援学校の児童生徒のみなさん、先生方、自治会のみなさん、長崎病院に入院中の卒業生のみなさん、ありがとうございました!
主催:一般財団法人長崎県教職員互助会
後援:長崎県教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。