スクールコンサート in 宮崎県立都城商業高等学校
2017年10月5日(木)、13時40分より、都城市総合文化ホールにて宮崎県立都城商業高等学校スクールコンサート。
都城商業高等学校は県内で最も歴史のある商業高校で、創立113年目を迎える伝統のある学校です。
商業科、会計科、経営情報科があり、「進取敢為」「友愛奉仕」「自立礼譲」の校訓のもと、勉学・部活動に励んでいます。
1年に1度はみんな一緒に芸術に触れましょう!ということで、1年ごとに演劇・音楽を鑑賞されている都城商業高等学校の皆さん。
今年度は津軽三味線の鑑賞教室が都城市総合文化ホール中ホールにて開催されました。
幕の中で待機していると、生徒達の元気な声が聞こえてきました。
都城商業高等学校の生徒はどんな皆さんだろうとワクワクしながら本番を待ちました。
先生の挨拶の後、吹雪の効果音に乗せて「津軽じょんがら節」の演奏からスタート。
幕が開くと皆さんじっと私たちの演奏に耳を傾けていました。
各県の民謡が登場する「風が運んだ日本のメロディ」では、手拍子を打ちながら楽しそうに聴いてくださいました。
「風が運んだ日本のメロディ」で登場した三味線の種類を紹介するコーナーでは、生徒の皆さんに三味線の重さや持った感触などが分かるように、舞台に1人だけ上がってもらい家元のアシスタントをしていただきます。
家元からアシスタントに選ばれたのは、野球部に入部している1年生の男子生徒。
生徒の皆さんからも人気があるようで、選ばれた瞬間に歓声が上がり、客席の後方から颯爽と舞台に上がってきてくれました。
最初に紹介した三味線は沖縄県の三線。
海の香りが漂ってきそうな音色を聴きながら、みんなで手を上げ右左と動かし手踊り。
楽しそうに踊っている皆さんがとても印象的でした。
三味線の重さを聞かれると、野球少年らしくボールやバットの重さに例えて答えてくれました。
津軽三味線を持った際に、家元から何キロあると思いますか?と聞かれると「900グラム!」という答えに家元が「津軽三味線は5キロあるんです。」と伝えると、「えーっ」と驚いた顔と同時に会場から笑いが起きました。
地元の民謡では、都城市安久町の「安久節」を演奏。
踊ったことがあるという生徒や、聴いたことがないという生徒など様々でしたが、前半の部は「安久節」で締めくくりました。
後半の部は生徒たちに大人気の「千本桜」からスタート。
みんなよく知っていて、一緒に歌って手拍子で応援してくれました。
和楽器にチャレンジのコーナーでは、恥ずかしがりながらも各学年男女1名ずつステージに上がり、立腰の姿勢で「ソーラン節」を演奏。
さすが高校生、あっという間にマスターし楽しそうに演奏していました。
演奏後には「難しかった。」「楽しかった。」などの感想をいただきました。
コンサート最後の曲は、津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」。
都城商業高等学校の皆さんは、聴くときには聴く、楽しむ時には楽しむというけじめが出来ており、とても楽しいコンサートとなりました。
演奏後には、代表の女子生徒の方から感想と花束をいただきました。
目の前で生の迫力ある津軽三味線を聞かせていただき、とても貴重な体験となりました。
津軽三味線を通して、日本の伝統が世界の方々にも幅広く知られていって欲しいと思います。
今日は本当にありがとうございました。
皆さんの真剣な眼差し、楽しい笑顔、心に残るコンサートとなりました。
- 先生よりごあいさつをいただきました。
- 生徒のみなさんに自己紹介。
- 真剣に演奏を聴く生徒のみなさん。
- 沖縄県の三線の紹介では、みなさん楽しそうに手踊りをしてくれました。
- 今回のアシスタントは野球部に入部している1年生の男子生徒。
- 「太陽じょんがら」で盛り上がりました。
宮崎県立都城商業高等学校の皆様、ありがとうございました。
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。