スクールコンサート in 宮崎市立生目小学校
2017年10月13日(金)、9時45分から11時15分、宮崎市立生目小学校にてスクールコンサート。
生目小学校は今年で119年目を迎える歴史と伝統のある学校です。
校区内には、目の神様として知られる生目神社や、100メートルを超える古墳が3基もある生目古墳群、とんち者として有名な「はんぴどん」の話など、史跡や文化財が数多くあります。
そんな中で児童たちは「ひとみ生き生き生目っ子、勉強する生目っ子、思いやりのある生目っ子、たくましい生目っ子」の育成のもと元気に勉強、スポーツに励んでいます。
担当の先生から「私は村上三絃道さんの演奏を聞くのは4回目です。とても感動します。今日は皆さんに三味線ってどんな楽器なのか?どんな音が出せるのか?どんな曲を演奏するのか?それをしっかり聞いて楽しんでほしいです。目と耳と心でしっかり演奏をきいてください。」という挨拶があり、演奏がスタートいたしました。
幕が開くと、児童の皆さんは三味線の大きな音にビックリした様子でしたが、しっかりと演奏に耳を傾けて聞いていました。
三味線の種類を紹介するコーナーでは、重さや特徴などが伝わるように家元のお手伝いをしてくれる児童を1名だけ選びます。
生目小学校は約600名の児童がいるのですが、その中で6年生の男子児童R君が選ばれ、嬉しそうにステージに上がってきてくれました。
まずは沖縄の三味線、三線(さんしん)の紹介から。
家元が「三線は嬉しい時や祭りの時だけに演奏するのではなく、悲しい時、悔しいことがあった時にも演奏をして、元気を出し笑顔いっぱいになる魔法の楽器です」と説明をした後、「みなさんも三線の魔法にかかって踊りだしたくなりますよ~!」と、手を高く上にあげて三線の音色に乗せて手踊りをしました。
皆さん楽しそうに手を右、左と動かし、中には立ち上がって踊り出す児童もいて、三線の音を体中で感じていただきました。
いよいよR君に三線を持ってもらうと、児童の皆さんから「いいな~!」という声が聞こえてきました。
「重さはどうですか?」との問いに、「けっこう重いです。」とR君。
三線は三味線と比べて棹が短いですが、思っていたよりも重かったようです。
次に細棹の三味線、津軽三味線と紹介をし、津軽三味線を持ったR君は「一番重いです。」と重たそうに持っていました。
家元が「津軽三味線は5キロあります!」というと、会場から「エー!」という声が聞こえてきました。
ふるさとの民謡では宮崎市の「いもがらぼくと」を演奏。
「いもがらぼくと」の中には日向かぼちゃという歌詞が出てきますが、日向かぼちゃは黒皮かぼちゃのことで、生目地区は黒皮かぼちゃの発祥の地。
「いもがらぼくと」を一緒に歌っている児童もいて感激いたしました。
後半のステージは、千本桜からスタート!「皆さんがよく知っている千本桜を演奏します!」というと、皆さんとても嬉しそうに手拍子をしたり、一緒に歌ってくれました。
運動会でも踊っているという「ソーラン節」では、掛け声と手拍子で応援してくれました。
中には座りながら手だけ動かして踊っている児童もいて、楽しそうにソーラン節を聞いてくれました。
チャレンジのコーナーでは、各学年1名の児童と1名の先生が選ばれ三味線と三線に挑戦しました。
5年生の女子児童から「初めて弾いたけど自分ではうまくできたと思います。」、先生から「とても楽しく演奏することができました。」と嬉しい感想をいただきました。
演奏の最後には、校長先生からお礼の言葉をいただき、1年生の女子児童から花束をいただきました。
皆さんのキラキラ輝く瞳、元気な笑顔がとても印象に残ったコンサートとなりました。
また、スクールコンサート終了後、生目小学校のブログにコンサートの様子を書いてくださいました。
■生目小学校ブログ「鑑賞教室(音楽)」>>
- 生目小学校は今年で119年目を迎える歴史と伝統のある学校です。
- 「太陽じょんがら」
生目小学校の皆さんありがとうございました。
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。