スクールコンサート in 壱岐市立盈科(えいか)小学校
2018年5月15日(火)、10時から11時30分、壱岐市立盈科(えいか)小学校にてスクールコンサートが開催されました。
7時50分に学校に到着すると、登校中の児童、鶏小屋を掃除する児童、花壇に水やりをする児童など、それぞれ朝の時間を楽しそうに過ごしていました。
盈科小学校は明治7年10月10日開校で、144年目を迎える歴史ある学校です。
開校当初は武生水(むしょうず)小学校という名前だったそうですが、開校翌年に当時の県の教育長が、漢詩の中の言葉から盈科小学校と命名されたのだそうです。
盈(えい)というのは満つる、科というのは穴という意味があり、くぼみに盈つるごとく子ども達の心や身体・学力向上など成長を祈りながらつけて下さったという学校名の由来を校長先生が話して下さいました。
さて、コンサート会場となる体育館では、村上三絃道の到着を先生方が待ち構えておられ、楽器や音響機材をテキパキと運んでくださいました。
盈科小学校では、演奏を間近で見ることができるようにとフロアーでの演奏となり、子ども達の表情もよく見ることが出来ました。
全校児童約350名の大きな拍手に迎えられ演奏がスタート。
初めての三味線に児童達は目を丸くし、食い入るようにじっと見つめていました。
沖縄から伝わった三味線音楽が津軽にたどり着くまでを民謡のメドレーで紹介する「風が運んだ日本のメロディー」では、曲に合わせて手拍子を打ちながら身体でリズムを感じながら聴いて下さいました。
特に「阿波おどりよしこの」では、2人の児童が前に出て由宇月と一緒に踊り出すと、踊りの上手な先生も一緒に踊って下さって、会場が一気に盛り上がりました。
運動会で踊られているというふるさとの民謡「新壱州おけさ」は、今回のために三味線と太鼓の伴奏に乗せて生演奏で披露。
全校児童を代表して6年生が踊ってくれました。
「新壱州おけさ」を生演奏で踊るのはもちろん初めて。
当然のことですが、生演奏での踊りは貴重な経験になったことと思います。
休憩時間になると嬉しいことに、児童の皆さんから握手攻め。
あっという間に休憩の10分間が終わり、後半の部へ。
後半の部、最初の演奏は児童の皆さんへのサプライズ曲「千本桜」。
皆さん大喜びで、一緒に歌いながら手拍子で盛り上げてくれました。
三味線にチャレンジのコーナーでは、各学年1名、先生1名に三味線、三線にチャレンジしていただきました。
三味線を演奏する時のコツ「立腰」を家元が教えると、あっという間に演奏できるようになり「ソーラン節」を皆さんの掛け声とともに演奏しました。
三線にチャレンジされた先生から「私のお母さんが三味線をしていたので、家に三味線がありました。今日はとってもいい気分です。演奏しながらお母さんのことを思い出して涙が出そうでした。」と感想をいただきました。
子ども達に大人気の村上三絃道オリジナル曲「太陽じょんがら」では、みんな楽しそうに聴いていました。
中には演奏者の真似をして、一緒に「オーレ!」と掛け声をかけている児童もいました。
演奏終了後には児童代表の方から嬉しい感想をいただきました。
今日は私達、盈科小学校のために来てくださってありがとうございました。
私は初めて津軽三味線を見ました。テレビで聴く音とは違ってとても綺麗な音でした。
一番心に残ったのは「ソーラン節」です。運動会で踊ったことがあるので一番心に残りました。
これからも体に気を付けてお仕事を頑張ってください。今日は本当にありがとうございました。
お礼に村上三絃道のCD「太陽じょんがら」をプレゼントし、盈科小学校でのスクールコンサートが終了しました。
- 盈科小学校は今年で144年目を迎える歴史と伝統のある学校です。
- スクールコンサートスタートです!
- 楽しそうに演奏を聴き入る児童たち。
- 楽器紹介のアシスタントには男子児童が選ばれました。
- 「新壱州おけさ」は三味線と太鼓の伴奏に乗せて披露。
- チャレンジ・ザ・和楽器コーナー。
- 最後に女子児童からお礼の言葉をいただきました。
片付けの際も先生方が搬出のお手伝いをしてくださり、あっという間に次の学校へ移動することができました。
壱岐市立盈科小学校の皆様、楽しい時間をありがとうございました。
主催:一般財団法人 長崎県教職員互助組合・壱岐市教育委員会
後援:長崎県教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。