高鍋支部 師範 村上由智葉さん

熱心に稽古に励むメンバーの中から、高鍋支部 師範の村上由智葉先生をご紹介します。

村上由智葉先生

由智葉先生は御年90歳。今でも現役でお弟子さんの指導に当たられています。

今から50年ほど前、由智葉先生のお母様は初代家元の弟子としてお稽古を受けておられました。

親孝行の由智葉先生は、お母様のため、送り迎えをされていたそうです。
そんなある日のこと、お母様が「おてもやんを教えてください!」と初代家元にお願いをされたそうです。
当時75歳だったお母様に初代家元は「おてもやんは難しいからちょっと無理かもね。でもそちらの娘さんならきっと弾けますよ!」と言われたのだそうです。
由智葉先生はこの時、初代家元の一言を聞いて「よし!やろう!」と決意されました。
それがきっかけとなり、今でもたくさんのお弟子さんに囲まれ、楽しくお稽古されています。

また、由智葉会では、毎月1、2回、老人ホームやデイケアセンターに演奏に行かれており、文化祭などにも出演され、地域に幅広く貢献されておられます。
「元気で活動できるのも村上三絃道のお陰です。三味線を通じてたくさんの仲間と出会えて、とても幸せです。」とおっしゃっていました。

今は何よりも三味線を弾く事が楽しみだという由智葉先生。11月開催の「宮崎おんりんぴっく」へ向け、リベルタンゴを猛練習中です。
やれるところまで頑張ってみます!と元気に答えてくださいました。
これからもみんなの目標として、いつまでも若々しく、美しく、お元気で輝いてください。

更新日:2020/04/21