人吉支部 荒毛琴海ちゃん
熱心に稽古に励むメンバーの中から、人吉支部の荒毛琴海(ことみ)ちゃん、小学1年生をご紹介します。
琴海ちゃんのお母さんは人吉支部師範の村上由華莉さん。華映さんや、華陽さんと同じく、総師範・由里華先生の弟子として小学生の時から訓練を受け、本部でも活躍している若手ホープ。
琴海ちゃんが習い始めたきっかけは、お母さんのお稽古に同行した3歳の頃のことでした。
最初は、曲に合わせて鈴をリズミカルに振り、その豊かな才能を開花させた琴海ちゃん。
親子で師弟関係というのは難しいため、先輩の華陽さんから指導を受けることになりました。
3歳の頃は三味線や、バチを持つだけで大変でしたが、だんだんと体力もついてきて曲数も増えてきました。
お稽古場に来るといつもニコニコ笑顔で挨拶をきちんとしてくれるそうです。
稽古が始まると真剣な表情に変わり、必死で覚えようとする素直さに感心すると華陽さんが語ってくれました。
また、準備から片付けまで自分で行い、三味線を大事に扱います。
「キツイ」「疲れた」という事もなくコツコツと頑張っている姿に感動しているとのことでした。
これからの目標は「津軽じょんがら節を弾く事」。
学校の授業でのこと、七夕様の短冊にもそんな願い事を書いたようでした。
敬老会や、老人会のボランティア演奏でも大活躍しています。
人吉市、球磨地方はコロナ禍の上に、大雨の被害で大変な状況ではありますが、そんな中に琴海ちゃんの存在は大きく、皆に希望を与えてくれています。
おじいちゃん、おばあちゃんも琴海ちゃんの頑張りを生き甲斐にしてくださっているようです。希望の星「琴海」ちゃん。いつの日か親子共演の舞台が実現しますよう願っております。
頑張れ!琴海ちゃん!!!
更新日:2020/07/22