2013年6月25日（火）、午前10時開演、長崎県島原市立大三東（おおみさき）小学校にて「津軽三味線コンサート」が開催されました。

小学校に到着すると、先生、生徒の皆さんが楽器や音響機材搬入の手伝いの為、体育館に待っていて下さいました。「おはようございます！」という元気な挨拶と共に、大事に楽器を運んでくれる子供たちの姿に嬉しくなりました。 私たちはいつも体育館ステージ横のスペースを控室として使用させていただいておりますが、その控室も綺麗に掃除されてありました。お茶はもちろんのこと、扇風機や虫除けの置物まで用意されており、気持ちよく使用する事ができました。
また、コンサートの準備をしていると、運動場から元気な声が聞こえてきます。
「じゅげむ」の宴劇の練習でしょうか、歯切れのいいセリフと拍子木の音。 学校の様子で、コンサートの盛り上がり具合も想像できます。

演奏が始まり幕が開くと、1年生から6年生までの生徒の皆さんが姿勢良く椅子に座り、じっと演奏に耳を傾けていました。保護者の皆さん、地域の皆さんも20名程来られており、赤ちゃんを抱っこしたお母さんもいらっしゃいました。不思議な事に、大きな音の出る三味線の演奏を聞いても赤ちゃんは泣きもせず、体を上下に揺らしノリノリで演奏を聞いていました。音楽が大好きな赤ちゃんなのか？私たちの演奏が心地よかったのかは分かりませんが、最後には、ハイハイをして一番前まで出てきてしまいました。
生徒の皆さんも出演者も可愛い赤ちゃんの様子に、自然と笑顔になりました。

村上三絃道のオリジナル曲「太陽じょんがら」では、6年生の皆さんがスタンディングオべ―ション。
体を横に動かし手拍子を打って、応援してくれました。
感激のあまり、涙がこぼれそうでした。
いつも子ども達の手拍手や笑顔に元気をもらい、感動をいただいています。今日の島原市立大三東小学校でも、素晴らしい子ども達に出会うことが出来ました。
皆様、本当にありがとうございました。