2013年6月27日(木)10時開演、長崎県島原市立第二小学校にて、一般財団法人長崎県教職員互助組合・島原教育委員会主催の「津軽三味線スクールコンサート」が開催されました。
8時に学校到着すると、学校中で「おはようございます」と大きな声が響いています。
それは、生徒達だけではなく、先生達も同じ。
思わず、私達もお腹の底から「おはようございます」と大きな声で挨拶しました。
朝から笑顔で挨拶をすると清々しい気持ちになります。
この学校ではあいさつ日本一を目指しているということで、先生達がお手本になっておられるようでした。
挨拶だけでなく、気配りも素晴らしく、体育館の窓を開けてくれたり、スリッパを持ってきてくれる6年生、そして、先生方も扇風機やつい立ての準備して下さったりと、機敏に動いて下さいました。
また、クーラーのきいた控室には熱いお茶、冷たいお茶、そしてお菓子の準備までして下さってました。
体育館ステージには「村上三絃道 津軽三味線スクールコンサート」と、手書きの看板が!
細部にまで、おもてなしの「心」が感じられました。
いつものスクールコンサートとは進行が異なり、まず演奏の前に、生徒代表のあいさつがありました。
演奏前の生徒のあいさつは初めてのこと。
生徒代表の方は、「プログラムを見ると、ソーラン節と書いてありました。ソーラン節は4年生の時に踊り、大好きな曲なので楽しみです。島原の子守唄は聞いた事がないので、覚えて帰りたいと思います。」と、あいさつをされ、演奏スタート!
静かな曲の時は静かに聞き、リズミカルな曲の時には手拍子を打ち、踊りましょう!と言うと一緒に踊り、とても素直な子ども達でした。
演奏後には、生徒の皆さんから校歌のプレゼント。お一人お一人が心を込めて歌っているのが良く分かり、胸がジーンとしました。
終演後、控室で着替えをしていると、一人の女の子が、家元にどうしても話がしたい!と、先生と一緒にやって来ました。女の子は最初、恥ずかしそうでしたが、家元が女の子の手を固く握って促すと、「三味線が上手でした」と伝えてくれました。
自分の言葉で家元に話したかったのだそうです。
嬉しい出会いがたくさんの第二小学校でのスクールコンサート。
たくさんの感動をありがとうございました!!
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