2013年6月28日(金)午後2時開演、長崎県島原市立第一小学校にて、一般財団法人長崎県教職員互助組合・島原市教育委員会主催の「津軽三味線スクールコンサート」が開催されました。

この日は、島原市でのスクールコンサート最終日、午前中は島原市立第五小学校でも開催されました。
一日に二校の開催は、時間との勝負。
いい音で聴いていただきたいので、音響チームも演奏者も速やかに移動し、設営をしリハーサルをします。
地域の皆様も開演1時間半も前からお越し下さってました。
申し訳なかったのですが、あまりにも早いご来場でしたので、リハーサルが終わるまで外でお待ちいただきました。
雨がパラパラと落ちてきたので、なるべく早く入場していただけるよう、必死で準備を済ませました。
60名ほどの地域の皆様にご来場をいただきました。
心より、感謝申し上げます。

さて、控室となった部屋は「心鏡館」という立派な建物の中。
小学校には珍しい作りで、広い畳の部屋があり、クーラーが効いていて、二宮尊徳の置物や心に沁みる名言が飾られてありました。
午前中の島原市立第五小学校の玄関にも二宮尊徳の銅像がありましたし、古き良き時代の信念が今も生きづいているのではないかと思います。
用意してくださったアイスコーヒーを味わい、感心しながら本番までのひと時を過ごさせていただきました。

最終日まで疲れを感じなかったのは、各学校の温かいおもてなしのお陰です。
島原市の小学校の先生方も生徒の皆さんも、地域の方々も演奏のたびに大きな拍手を送ってくださいます。
地元の島原の子守唄を歌うと地域の方々も一緒に歌ってくださいます。
三味線の伴奏で聞く島原の子守唄はしっとりとしていると大変喜んでいただきました。
最後は鳴り止まない拍手喝采でアンコール。
皆さんに希望を聞くと、もう一度「太陽じょんがら」をという声。
アンコールで「太陽じょんがら」を演奏するのは初めてでしたが、身体を揺らし、手拍子を送ってくれる皆さんに胸が熱くなる最終日となりました。
7月、10月は雲仙市の小学校を回らせていただきます。
どんな出会いがあるかとても楽しみです。