2013年7月21日(日)第18回ジャパンフェスティバル(日本の祭り)が開催されました。(※ドイツ語表記だとヤーパンフェスト) |
この日はお天気にも恵まれ、推定2万人のご来場があったとされています!
ということで、どこに行っても人・人・人。
中でも印象的だったのがアニメコスプレのドイツ人の方々。
日本のイメージは、今やフジヤマ・芸者だけでは無いようです(笑)
ミュンヘン在住の日本人会の皆さんも大活躍で、浴衣姿の参加者もたくさんおられましたし、日本文化を紹介する「書道」「折り紙」「カラオケ」「茶道」「剣道」「和食」のブースは、どこも賑わっていました。
さて、ミュンヘンの街作りは自然と共生されているのが特徴で、どこに行っても緑がいっぱい。
この日のステージも、森林の中に作られており、マイナスイオンを浴びながら穏やかに式進行されていました。
13時から開会式が始まり、ミュンヘン市、ミュンヘン総領事館、バイエルン独日協会、ミュンヘン日本人会の代表の方々のご挨拶に続き、宮崎市議会議員の内村健久さんがスピーチ。
内村市議は、宮崎が口蹄疫で大変だった時に、ミュンヘンの皆様にも義援活動で大変お世話になったことなど、宮崎市長からのメッセージを心のこもったドイツ語で朗々とスピーチされ、会場から割れんばかりの拍手が起こりました。
ジャパンフェストのメインは、日本から招かれたメンバーによるステージ。
14時半から約90分間、お楽しみいただきました。
まずは、東日本大震災復興支援ソングを唄っている福岡在住のSinger Chanceさんが、ドイツでも人気のジブリのアニメソングを2曲軽やかな唄声からスタート。
Chanceさんと村上三絃道の初共演ということで、Chanceさんの東日本大震災復興支援ソング「Sound Cloud」に津軽三味線の2重奏も挿入させていただきました。
また、宮崎県綾町が2012年、ユネスコエコパーク認定された折に作られた「シャイニング リーフ ストーリー」を由宇月の歌、家元と華映の三味線でお聞きいただきました。
村上三絃道は2部構成のプログラムで舞台を務めました。
第一部は、代表曲の津軽じょんがら節、天地創造、荷方節、津軽三下りと、津軽三味線の演奏曲から。
そして、第二部は歌を織り込んだものです。
第二部の1曲目は、ウィーン在住のオペラ歌手で宮崎出身、藤木大地さんの黒田節。
三味線で歌われるのは初めてのことでしたが、さすがプロ、堂々たる唄声でした。
藤木さんの澄み切った高音の歌声が森に響き、日本とミュンヘンがひとつに結ばれたようにさえ感じた黒田節でした。
黒田節でしっとりと日本の情緒をお伝えした後は、家元のコーナー。
家元のドイツ語スピーチと、通訳の小林さんとの掛合いで、進行され、お客様も大変感激された様子でした。
家元のドイツ語一言一言に温かい拍手をいただきましたし、うまく、伝えることが出来て、ドイツの皆さんにソーラン節の掛け声「ハードッコイショ!ドッコイショ!ソーランソーラン」と元気な声と手拍子で参加していただくことが出来ました。
どこに行っても人気の太陽じょんがらは、ドイツでも大ウケ。
ノリノリでお聞きいただき、アンコールも!!!
盛大な拍手にお応えして、盆ダンス「九州炭坑節」を追加演奏致しました。
高知支部の由紀穂さんと由道花さんには踊りを担当していただき、お客様と輪になって踊りました。
日本の祭、ジャパンフェスティバルに初参加の村上三絃道でしたが、すっかりドイツの皆さんと仲良くなり、友好を深めることが出来ました。
これをきっかけに、日本とドイツ、ヨーロッパの架け橋になることを目指して更に、頑張って参りたいと思います。
ステージを見に来てくださった皆さん、ありがとうございました!