2013年8月24日(土)13時開演 宮崎市民文化ホール(イベントホール)にて、夏の恒例イベント「伝統音楽を楽しむ会」が開催されました。 |
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オープニングの後は、いよいよ生徒の皆さんによる発表です。
宮崎本部、人吉支部由里華会、人吉支部由貴仁会、高鍋支部由智葉会の皆さん、総勢55名、4歳から84歳までの方が出演されました。
親子や兄弟、姉妹での出演が多く、微笑ましく、ほのぼのとした発表会となりました。
発表の部、トップバッターは高鍋支部由智葉会の皆さん。
由智葉会では小学校2年生から83歳までの方がお稽古されており、老人保健福祉施設への演奏も毎月数回ほど訪問しております。
また、高鍋町の文化祭にも毎年出演され、舞台での演奏活動を目標に、日々頑張っておられます。
この日の由智葉会の最初の曲は、老人保健福祉施設でもよく演奏されている花笠音頭(山形)、ソーラン節(北海道)、おてもやん(熊本)のメドレー演奏です。
そのほか、りんご節(青森)、河内音頭(大阪)、お琴のコラボで披露した島原の子守唄(長崎)、春日八郎さんの「お富さん」を演奏。
会場からは手拍子をいただき、会主の由智葉さん(83歳)も笑顔がいっぱいでした。
発表の部、二番手は、人吉支部由里華会。
由里華会の皆さんは、国宝の青井阿蘇神社や国民宿舎くま川荘などで、観光客の歓迎演奏として地元の民謡「球磨の六調子」を演奏しています。
また由里華会の皆さんは、漬物作りや煮物など、料理上手な方が多く、自慢料理を持ち寄って和気あいあいと楽しくお稽古されているそうです。
しかし、愉しい中にも、厳しい指導で有名な会主の由里華先生(83歳)です。
難しい曲にも必ずチャレンジ。
今回も秋田船方節や花街の母、北海道民謡のナット節、北海鱈釣り唄、秋田おばこと、リズムやそれぞれに特徴のある曲を選曲して演奏致しました。
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中盤のステージは、毎回、大活躍の村上三絃道ジュニア。
高校2年生の村上由綺貴さんをリーダーに、4歳から高校2年生13名が、牛深ハイヤ節、ソーラン節を演奏しました。
可愛らしいジュニアの演奏に、会場の皆さんもニコニコ笑顔で応援してくださいました。
また、シンガポールへご公務されていた宮崎市の戸敷正市長さんもジュニアの演奏には駆け付けて下さいました。
ジュニアの演奏後、大変感動されたとのことで、ご挨拶の中に、村上三絃道の活動は立派な人作りであるとおっしゃっていただきました。
本当に有難いことです。
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舞台も後半に入り、初代家元時代に内弟子として修業をした総師範の由貴仁さん率いる人吉支部由貴仁会。
五木の子守唄で有名な熊本県五木村や、宮崎県西米良村にも教室があり、五木村で開催されている「五木の子守唄フェスティバル」には毎年出演されています。
由貴仁会でも老人保健福祉施設での演奏活動を活発に行っていますが、人気の曲を選曲。
山形県の真室川音頭、しっとりとした千葉県民謡の木更津甚句や島根県民謡の関の五本松、津軽三味線の魅力を発揮した岩手県の南部よしゃれや津軽タント節を演奏致しました。
発表の部の最後は宮崎本部。
宮崎本部の参加者は4歳から74歳の皆さんです。
今回は出演していない新しい生徒さんも増え、ますます賑やかな宮崎本部です。
演奏曲は、青森県民謡のりんご節、津軽甚句、津軽盆唄・黒石よされメドレー、津軽三下り、そして秋田音頭と津軽三味線の魅力をたっぷりと披露を致しました。
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舞台の締めくくりは、家元と公演メンバーによる舞台です。
家元の伴奏で津軽五大民謡の津軽おはら節を華陽の歌で、そして津軽あいや節を由宇月の歌で披露。
家元の撥さばきに会場からため息が起こりました。
また、フィナーレは津軽じょんがら節の曲弾き、旧節と続き、お客様の中には、家元のソロの演奏に涙する方もいらっしゃいました。
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家元も一門も、2014年3月30日(日)の「春燦々〜音が人を結ぶ」に向け、一丸となって取り組んでおります。
演奏後の家元の挨拶からもその熱い想いが会場の皆様に伝わったことと思います。
宮崎市民文化ホール(大ホール)でのコンサートはこれまで以上の舞台になるように頑張って参ります。
皆様、温かいご支援のほど宜しくお願い致します。
「伝統音楽を楽しむ会」に、今年もお忙しい中、暑い中、たくさんの皆様にお越しいただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
おかげさまで、来年の開催が決定いたしました。
2014年8月10日(日)、宮崎市民文化ホール(イベントホール)にて開催いたします。
皆様のお越しを心からお待ちしております。