2013年10月22日、串間市立笠祇小学校にて「津軽三味線スクールコンサート」が開催されました。
笠祇小学校は、1年生2名、2年生2名、3年生2名、4年生3名、5年生2名、全校生徒11名の小さな学校です。
学校に到着すると先生方、子ども達が一生懸命、体育館の掃除、設営をして下さっていました。
「おはようございます」と挨拶をすると、少し恥ずかしそうに答えてくれる子ども達でした。
すると、演奏前の校長先生のお話の中で、「朝の挨拶は元気がなかったですね。笠祇小の子どもたちならもっと元気な挨拶ができるはずです。」と話されましたが、
子ども達の「はい!!!」と元気な声が体育館中に響きました。
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生徒さんが楽器チャレンジで使用される三味線も開演前に用意。 |
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はじまる前に先生より挨拶をいただきました。 |
今回のコンサートは、音響を使わない生音コンサート。
11人の子ども達の目の前で演奏です。
オープニングの演奏は、津軽三味線の代表曲、津軽じょんがら節。
私達が真剣な表情で演奏するので、少し緊張した様子の子ども達でしたが、演奏が進むにつれ手拍子を打ったり、踊ったりと、とても楽しそうに聞いて下さいました。
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スクールコンサートスタートです! |
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家元の踊りに笑顔の生徒さんたち。 |
チャレンジザ和楽器のコーナーでは、2回に分けて全員が三味線を弾きました。
家元が三味線を弾く時に大事なことは、姿勢ですよ!!!と話をします。
腰をぐっと立てますよ!!!と言うと、ある生徒さんが「立腰」とつぶやきました。
家元も驚いた様子でしたが、この学校では、腰骨を立てるという立腰の教育がなされているようでした。
小さい頃からこのような教育が受けられるというのは素晴らしいことですし、先生方の意識も高いのだと思います。
生き生きとした表情の子ども達。
心の中が姿に表れているんですね。
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「立腰」の指導を普段からされているそうで、皆さん姿勢もバッチリです! |
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コンサートの最後に、生徒代表の5年生が感想と花束贈呈。
「初めて聴く三味線の音色に感動しました」と笑顔で発表してくれました。
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