2014年6月3日(火)午前の部・南島原市立白木野小学校にて。
普賢岳大災害大火砕流から23年目の今日、無事にスクールコンサートが開催されることを、本当に有難く思います。
白木野小学校からは、有明海や棚田、ジャガイモ畑、苺畑が長閑に広がり、自然の豊かさを感じました。
中でも棚田は日本百選に登録されているそうです。
|
|
梅雨に入りましたが、搬入、搬出の際は、雨も上がってくれて、一安心。
神様もスクールコンサートの開催を応援して下さっているようです。
古い体育館ではありますが、先生方がお花を生けて下さったり、テーブルに敷物を敷いて、舞台の袖を綺麗にして下さっていました。
ここは、山間地域で、少人数の学校ということもあり、生演奏を聴く機会はほとんどないそうです。
また、地域の皆様も20名ほどご来場いただき、子ども達と共にご鑑賞いただきました。
皆さんのお心配りに感激しました。 |
開始は10時からですが、準備がスムーズで、5分早くスタート。
生徒数が少ないので、舞台では無くフロアーでのコンサートとなりました。
生徒達と向かい合っての演奏です。
30人の子ども達が真剣な表情で演奏に耳を傾けてくれました。
一曲ごとに割れんばかりの拍手。
30人では無く300人もいるように感じ、胸が熱くなりました。
前半のステージ、楽器紹介では、毎回、生徒さんにお手伝いをいただいているのですが、白木野小学校代表は5年生の男子を選ばせていただきました。
短く髪を切り、スポーツが得意そうな爽やかな少年。
沖縄三線の音に合わせ、軽やかに踊ってくれて、会場中が笑顔でいっぱいになりました。
ふるさとの民謡は、ご当地の島原の子守唄。
地域の皆さんも一緒に歌って下さいました。
|
|
|
|
|
生徒さんの近くで島原の子守歌を大切に歌いました。
|
休憩時間も生徒達は三味線の回りに集まってくれました。
そこで全員に、津軽三味線を持っていただき、重さを感じていただきました。
初めて持つ津軽三味線は子ども達が想像していたよりもずっと重く、こんな重い楽器を演奏しているの?と、驚いた様子でした。
|
|
|
三味線に興味を持ち、集まってくる生徒さん。 |
|
皆さんに三味線の重さを感じていただきました。
|
|
|
後半のステージは、日本の音を身近に感じていただくひと時です。
大人気の曲は、ソーラン節。
保育園や地域のお祭り等でソーラン節を踊っているとのことで、ノリノリの手拍子とお囃子で応援してくれました。
|
馴染みのあるソーラン節のメロディに合わせ、手拍子をしてくれました。
|
|
|
また、体験コーナーではたくさんの子ども達が、私も三味線を弾きたい!と手を上げてくれて、代表を選ぶのに大変苦労しました。
三味線に興味を持っていただいたことは、とても嬉しいことです。
チャレンジしてくれた2年生の男子は、「むずかしかったけどジャンジャンと音がなって楽しかった!!!」と最高の笑顔で感想を述べてくれました。
|
|
|
元気よく手を挙げてくれた生徒さんたち。 |
|
|
白木野小学校の生徒達は、キリッとした表情で、先生方の話を聞きます。
その訓練のせいかコンサートのマナーも素晴らしいのです。
聴く、見る、感じるという基本の姿勢がきちんと出来ている子ども達。
これからもたくさんのことを吸収しながら成長していかれることでしょう。
そんなことを思った白木野小学校でのスクールコンサートでした。 |