2014年6月4日(水)午後の部・
南島原市立蒲河小学校にて。
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全校生徒約60名の蒲河(かまが)小学校。
3階の音楽室での開催となりました。
小さな室内でのコンサートですので最小限の音響機材ですが、プログラムによってカラオケを使ったり、太鼓の伴奏入りの歌を聞いていただくには音響装置が必要となります。
3階までの機材、楽器搬入はとても大変ですが、先生達がお手伝いをしてくださり、とても助かりました。
どの学校もそうですが、心配りの素晴らしい先生方ばかりで、いつも感謝でいっぱいです。 |
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セッティングが終わり、ホッとすると、3階からの眺めがとても素晴らしいことに気づきました。
海の向こうに天草や湯島が綺麗に見えます。
日によっては見えないこともあるそうで、とてもラッキーでした。 |
さて、村上三絃道のスクールコンサートは津軽三味線の代表曲、津軽じょんがら節の曲弾きからはじまります。
初めて見たり聴いたりする津軽三味線の音や民謡は、子ども達にとって聞き慣れない音のようで真剣な眼差しで、全身で吸い取るように聴いて下さいます。
先生方も、地域の皆さんも子ども達と同じように真剣な表情です。
しかし、各地の代表的な民謡をお聞きいただく、風が運んだ日本メロディーでは、楽しそうに手拍子を打って聞いてくれます。
沖縄の谷茶前節、熊本の牛深ハイヤ節、徳島の阿波踊りよしこの、新潟の佐渡おけさ、青森の津軽アイヤ節と、九州と津軽が一つに結ばれた調べをメドレーにしてお届けしています。
リズムを刻む太鼓や、三味線の種類、演奏法も曲によって異なるので、楽器紹介の場面ではまた、食い入るように話を聞き、観察して下さいました。
休憩時間も、コンサート終了後も、演奏者の回りに寄って来られて、熱心に質問される先生や子ども達。
バチの持ち方なども指導させていただきました。
皆さん、とても上手にバチを握られ、このままお稽古をされたら、素晴らしい演奏家になられるのではないかと思うくらいでした。
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音楽室の窓を開けて、心地よい潮風に吹かれてお聞きいただいたスクールコンサート。
思い出に残る1日となりました。 |
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