平成26年10月24日(金) 宮崎市立本郷中学校にて。
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午後13時40分、体育館いっぱいに全校生徒660人が大集合。
生徒会役員を中心に、迅速な行動し、黙想して、開演待ちして下さいました。
穏やかな雰囲気の中、スクールコンサートがスタート。
一週間前に文化祭が行われ、大成功をおさめたという校長先生のお話が印象に残りました。
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オープニングの「津軽じょんがら節曲弾き」「天地創造」と津軽三味線の演奏が2曲続きますが、演奏にじっと聞き入り、大拍手を送って下さいました。
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沖縄の三線が各地に伝わって、津軽三味線に変化していったドラマをメドレーで綴る「風が運んだ日本のメロディ」では、沖縄の谷茶前節、熊本の牛深ハイヤ節、徳島の阿波踊りは手拍子を打ちながら、また、しっとりとした新潟の佐渡おけさや、家元の三味線に乗って歌い上げる由宇月の津軽あいや節の時には、静かに聞き、それぞれの曲調に合わせた鑑賞の仕方でメドレー曲を盛り上げてくれました。
聴き上手な生徒さんが多く、心地良い空気が漂う本郷中学校でした。 |
この「風が運んだ日本のメロディ」では、3種類の三味線を使って演奏するのですが、三味線の特徴を分かりやすく説明するために、お手伝いの生徒さんにステージにあがっていただき、まずは沖縄の三線の話を始めます。
「沖縄の人たちは、お祝い事の嬉しい時だけでなく、悲しい時、苦しい時にも三線を弾いて歌って踊ります。すると、悲しさ、苦しさが小さくなって、喜びが大きく膨らむという三線は魔法の楽器。三線の音を聞くと魔法にかかって踊りたくなりますよ!」と家元が語り掛け、三線が鳴り始めると、生徒さんが軽やかに踊ってくれました。
すると、それを応援していた先生も元気いっぱい踊って下さって、コンサートは最高潮!!!
生徒たちが明るくて、マナーが良いのは、先生との素晴らしい信頼関係にあることを感じました。
また後半のチャレンジ・ザ・和楽器では、体験希望者が殺到。
2年生が家元を囲み、チャレンジしたいと頼んでいたようでした。
スクールコンサートを始めて20年になる家元ですが、こんなことは初めてと嬉しそうでした。
さて、実は本郷中学校には由宇月の中学校時代の恩師が、偶然にもなんと4人もいらっしゃいます。
音楽の先生、数学の先生など懐かしい先生方との再会もあり、感動もひとしおのスクールコンサートとなりました。
スクールコンサートで沢山の学校を回らせていただき、いつも児童生徒の皆さんからパワーをいただいております。
聞いて下さった方の楽しそうな笑顔に出会うと、演奏者も感激です。
先生も生徒の皆さんも大変爽やかな宮崎市立本郷中学校。
感謝いっぱいでコンサートが終了いたしました。
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