2015年5月14日(木)午後の部 宮崎市立生目中学校にて
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季節外れの台風の襲来かと心配した前日のこと。
この日は嘘のように晴れ上がり、スクールコンサート日和となりました。
平成27年度の第一校目は、宮崎市立生目中学校。 |
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学校に到着し体育館に入ると、入口に大きな絵が飾ってありました。
その色調、画風からすぐに坂本正直先生の作品とわかりました。
実は、正直先生は、村上三絃道の公演にはいつもお越しになり、公演で演奏している家元の絵を書いてくださったこともあります。
この生目のご出身ということから、学校に寄贈されたとのことでした。
坂本先生が紹介されている動画もありますので、是非ご覧下さい。
■坂本先生紹介動画 |
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生目中学校に飾られていた坂本正直先生の絵画。 |
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坂本先生が描いてくださった家元の絵画。
村上三絃道玄関に展示しております。 |
リハーサルを終え、控室で演奏開始を待っていると、「体育館へ移動しましょう」という放送が聞こえてきました。
ところが体育館へ入ってくる生徒の皆さんの声はもちろん足音さえも聞こえてきません。
心配になり控室から覗いてみると、生徒の皆さんが静かに整列していました。
皆さんの迅速な行動で14時10分からのコンサートでしたが、14時にはスタートすることができました。
幕が開くと、緊張した面持ちで私達の演奏を聞く生徒の皆さん。
曲が進むにつれ手拍子を打ったり少しずつ笑顔になっていきました。
三味線の楽器紹介コーナーでは、3年生野球部の男子生徒さんにお手伝いいただきました。
とても爽やかなスポーツ少年のT君。
的確に家元の質問に答え、生徒の皆さんにも三味線の特徴をお伝えすることが出来ました。
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また生目中学校には由宇月さんの中学校時代の担任の先生がいらっしゃいました。
「チャレンジ・ザ・和楽器!!」のコーナーでは沖縄の三線にチャレンジされ、由宇月さんが先生に弾き方を指導するという微笑ましい一幕もありました。
ほのぼのと温かい雰囲気、熱い拍手をいただき出演者も感激しながらのスクールコンサートとなりました。 |
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演奏最後の曲は津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」。
皆さんの心に三味線の音色がいつまでも響いていますようにと願いを込め演奏させていただきました。
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演奏終了後は生徒代表の方より、お礼の挨拶と花束をいただきました。
「間近で日本の音を聞いたのは初めてでしたが、たいへん感動しました。これからも伝統音楽に興味を持って聞きたいと思います。お身体にお気をつけてご活躍ください。」とはっきりした口調で力強く述べてくれました。
生徒代表の方々と固い握手をして終演。
心に残る生目中学校スクールコンサートでありました。
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