2015年6月5日(金)午後の部・新上五島町立東浦小学校にて。
一般財団法人長崎県教職員互助組合 新上五島町教育委員会主催で開催された平成27年度公益目的事業「村上三絃道 津軽三味線スクールコンサート」の最終校は東浦小学校。
あいにくの雨となりましたが、そのお陰で気温も上がらず、快適でありました。
|
|
午前の部の青方小学校から終演後、振袖のまま移動し、約15分ほどで学校到着。
東浦小学校の先生方がお出迎えして下さいました。
先生方は、車2台に詰め込んだたくさんの機材と楽器に驚いた様子でしたが、村上三絃道スタッフと上手く連携してスムーズに搬入。
印象に残ったのは先生方の笑顔でした。重い機材にも関わらず、チームワーク良く愉しそうに運び込んで下さいました。 |
地域の方々も開演30分前にはお越し下さって、三味線に興味を持っておられるようでした。
舞台横には、日本地図が展示され、部分部分に白い紙が貼ってありました。
私達が宮崎から来たこと、津軽三味線は北の青森で完成された楽器であることなど、開演前に担当の先生が地図を使って分かりやすく紹介されました。
また、生徒会の男子生徒が司会進行をされ、生徒の皆さんと拍手の練習をしたりされている元気な声が控室にまで届き、出演者は感激しながら開演待ちしました。
村上三絃道を迎えるにあたり、相当、念入りに準備をして下さっていたようでした。
曲によっては真剣な表情で、また、アップテンポの曲は手拍子をしたり、一緒に踊ってくれたりと、終始、楽しい雰囲気。
先生方も生徒の皆さんと共に温かい笑顔でした。
この安心感が、児童生徒を伸び伸びとさせているのでしょう。
|
|
第一部の最後の曲は、三味線、太鼓でアレンジした和風の町歌「五つ星」。
さだまさしさんが作られたこの「五つ星」はなめらかな曲調で、故郷を讃える歌詞が特徴。
体育館前方には歌詞も掲げてあって、子どもたちは3番までしっかりと歌ってくれました。 |
歌が終わって休憩に入ると、三味線を子どもたちに触っていただいたり、バチの持ち方を説明したり、限られた時間を精一杯、子どもたちと過ごすことが出来ました。
地域の方も、この「五つ星」の三味線演奏に感激されたようで、三味線をお稽古されているという方が、村上三絃道アレンジの「五つ星」の楽譜が欲しいと控室に尋ねて来られました。
このようなことは初めてでしたが、せっかくの出会いですから、記念に差し上げました。
新上五島町の皆さんが、和風「五つ星」を受け継いで下さるかもですね。
一つ一つのエピソードをしっかり胸に刻んで、東浦小学校スクールコンサートが無事に終了。
校長先生始め、先生方に大変お世話になりました。
皆さんから口々に「また来てくださいね。感動しました」という言葉が何よりのご褒美。
思い出深い5日間を大事に新上五島町を後にしました。
|