2015年6月19日(金)門川町立五十鈴小学校 にて。
|
|
宮崎を朝6時半に出発。
学校に到着すると子どもたちが「おはようございます」と挨拶してくれました。
挨拶は気持ちのいいものです。
そんな五十鈴小学校の子どもたちの第一印象はとても元気で礼儀正しいということでした。
教室からは合唱の練習なのか、子どもたちの歌声が響いていました。 |
10時半からの開演ということで30分前には体育館内に整列を始めた五十鈴小学校の児童生徒。
キリッとした先生の号令に合わせ、子どもたちの「ハイッ!」という気持ちの良い声、そして「立腰!」という声も聞こえてきました。
立腰教育を取り入れられているのは素晴らしい取り組みです。
静かになったところで、今度は「失礼します」という可愛い声が聞こえてきました。
緞帳が閉まっていますので、様子を見ることは出来ませんが、西門川小学校の生徒たちが到着し、体育館に入って来たのでしょう。
|
|
きびきびとした五十鈴小学校、西門川小学校の子どもたち。
日頃の習慣が集団行動に生かされていることを感じました。
演奏がはじまると「すごい!」と声をあげて拍手をしてくれたり、私たちの演奏する姿をよく観察し、一緒に弾く真似をしてくれたり、演奏に合わせて体を揺らして楽しんでくれました。 |
楽器紹介では1年生の男の子が家元のアシスタントとしてステージに上がってくれました。
三味線の紹介では三線、細棹三味線、津軽三味線と三種類の三味線を紹介するのですが、それぞれの三味線を持っていただき、三味線の重さなどを児童の方にインタビュー。
ほかの児童や先生方にも実際に持っている気持ちになってもらおうというコーナーです。
それぞれの重さの感想をお聞きしたり、持っていただいたりしました。
その中で三味線の絃を弾いたときに「おもしろい!」と言ってくれました。
子どもたちにとって中々触れる機会の無い三味線を面白いと感じてもらえたのはとてもうれしいことです。
|
|
後半のステージでは、子どもたちに人気のあるソーラン節を披露。
五十鈴小学校の6年生は毎年踊っているそうで、大きな声で元気な掛け声と手拍子で応援してくれました。
|
|
|
最後のお礼の言葉では、五十鈴小学校の6年生の代表の方が「細かい手の動きが大変印象的でした、今日聞いたソーラン節を胸に刻んで運動会で踊りたい。お身体に気をつけてたくさんの学校へ感動を届けてください」と述べてくださいました。 |
感動の内に終了したスクールコンサートでしたが、帰りに嬉しいエピソードをお聞きすることが出来ました。
西門川小学校の校長先生からのお話でしたが、何故か五十鈴小学校の1年生が泣いていたのだそうです。
先生が心配になって声を掛けると、その生徒さんは「演奏を聞いて感動して、涙がこぼれてきた」と言ってくれたそうです。
校長先生も深く感激されたようで、村上三絃道にこの出来事をお伝え下さいました。
感動に包まれた五十鈴小学校、西門川小学校のスクールコンサート。
これからも心を込めて演奏させていただきます。
|