2016年6月7日(火)、14時〜15時30分、五島市立濱窄小学校にて。
一般財団法人 長崎県教職員互助組合主催のスクールコンサートにより今年も離島を巡回。
長崎県五島での開催となりました。
スクールコンサート初日は五島市立濱窄小学校、全校生徒10名の小規模校です。
学校に到着すると先生方が楽器や音響機材を運んでくださって、あっという間に搬入が整いました。
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運動場では全校生徒で遊ぶ日とのことで、子ども達が一輪車で楽しそうに遊んでいました。
先生方のお心配りもきめ細やかで、冷たいお茶やコーヒーをご用意いただき、居心地の良い控室になっていました。 |
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打ち合わせが終わると、着物に着替えリハーサル。
学校から「にじ」の演奏リクエストをいただいておりましたので、ピアノの伴奏をしてくださる犬塚先生と初合わせ。
先生の素敵なピアノの音色に三味線の音が溶け込み、本番で生徒たちと一緒に披露するのがとても楽しみになりました。 |
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事前にホームページや学校だよりなどで地域の方にも宣伝してくださって、幕が開くと地域の方々も50名ほどがお越しになっていました。
三味線の演奏を生で聞くのは全員初めてとのことで、皆さん楽しみにしてくださっていたようです。
地域の方の中には録音を録りながら、真剣に演奏を聞いてくださる方もおられました。 |
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ところが、生徒の椅子が2名分ポツンと空いていました。
「2人はお休みですか?」と家元が質問すると「予防接種に行っています!」という返事が返ってきました。学校からのリクエスト曲「にじ」を演奏する頃には2人も予防接種から戻り、10名全員で歌うことができました。
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先生の弾くピアノ、家元と華映の三味線に子ども達と由宇月の唄が加わり、初めてとは思えないほど素敵なハーモニーが体育館中に広がりました。
その演奏を地域の方々や先生方が温かく見守りながらにこやかに聞いてくださいました。
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また、全校生徒10名ということで三味線のチャレンジを全員に体験してもらうことになりました。
三味線の演奏で一番難しいのはバチの持ち方ですので、10分間の休憩時間を利用してバチの持ち方を練習しました。
子ども達はすぐにバチの持ち方を覚え、三味線の演奏が楽しみ!と、ウキウキした様子で弾く真似をしていました。 |
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いざ体験が始まると皆さん堂々たる姿で演奏。
「バチを持つ手が痛かったけど、楽しかった」という感想をいただきました。
濱窄小学校から三味線を演奏する子ども達が誕生してくれるとうれしいですね。 |
演奏最後の「津軽じょんがら節」が終わり、幕が閉まると「もってこーい」の声が聞こえてきました。
長崎ではアンコールのことを「もってこい」というのだそうです。
アンコール曲は子ども達が大好きな「ソーラン節」。生徒の皆さん全員で踊ってくれました。
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先生方も一緒に踊ってくださいました。
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お礼のあいさつで、「私は三味線の音色を生で聞いたのは初めてです。最後にソーラン節を踊ったのが楽しかったです。五島はきれいな場所がたくさんあります。きれいな海を眺めて三味線の美しい音色を響かせてください。」と感想を述べてくださいました。
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最後は、全員で記念撮影。
濱窄小学校での楽しい思い出が写真に刻まれました。
きらきらと輝く浜っ子達との出逢いが心に残る楽しいスクールコンサートとなりました。
ありがとうございました。
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