2016年6月9日(木)、午前、五島市立富江小学校にて。
椿で有名な五島列島ですが、この時期は紫陽花が道端など至る所で咲き誇っていました。 そんな紫陽花を眺めながら、富江小学校に到着すると、子どもたちと先生方がお出迎えしてくださいました。 先生方が手際よく搬入を手伝ってくださってあっという間に準備が整いました。 控室にはお茶やお菓子も用意していただいていて、おもてなしの心を嬉しく思いました。 |
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全校生徒150名の後ろには地域の皆様が見守るようにお越しくださいました。 オープニングの津軽じょんがら節の演奏の途中でも拍手が起こったりと、初めて聞く音色に大変興味を持っていただけたようでした。
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特に楽器紹介のコーナーは、興味津々! 太鼓を紹介するとたたく真似をしたり、三味線の紹介をすると弾く真似をしたり、楽しそうに説明を聞いてくれました。 またアシスタントをしてくれた子が三線の糸をはじくと「固かった」と指を見ながら弦の感触に驚いていました。
そして三線、細棹、津軽三味線の重さの違いに驚いた様子で、津軽三味線のあまりの重さに目を白黒させ、声を震わせて「重い」と一言。 見ている皆さんにも津軽三味線の重さが伝わったようでした。 |
また、先生のリクエストで富江小学校校歌を和風にアレンジ。
三味線、太鼓に合わせて、大きな声で歌ってくれました。 子どもたちにマイクを向けると恥ずかしそうにしていましたが、それでもニコニコと歌ってくれました。 校歌の1番の歌詞に出てくるガジュマロの木も校庭にそびえ立ち、きらきらと輝く海が印象的でした。
前半の部が終わって10分間の休憩時間になるとたくさんの子どもたちがステージ近くに来て、三味線に触ったり、糸をはじいたりしていました。 三線の蛇の皮を指で触ってその感触を楽しんでいるようでした。 |
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後半の一曲目はソーラン節。 5月に行われた運動会で5,6年生が踊ったそうで、元気に手拍子と掛け声をかけてくれました。 ソーラン節を運動会で踊るのは富江小学校の伝統だそうです。
三味線の体験コーナーでは、各学年1名ずつ体験。自分で三味線を弾くとさらに迫力を感じたとのこと。 聞く音と自分が出す音の違いを感じているようでした。
お礼の言葉を6年生代表の方から頂戴しました。
生徒代表の挨拶
私たちは今日の演奏を楽しみにしていました。 初めて聞く津軽三味線の音色は力強くとてもかっこよかったです。三味線の音色はとても心に残りました。 生で聞くソーラン節をきいて楽しい気持ちになりました。 これからもこのすばらしい曲を伝えていってください。今日はほんとうにありがとうございました。
午後からの崎山小学校に移動し始めると、富江小学校の子どもたちに、「握手してください」「帰らないでー!」「今度いつ来るの?」とうれしい言葉をいただきました。そして見えなくなるまで、ずっと手を振ってくれました。 思い出に残る富江小学校のこどもたちでした。
後日、学校のブログにてコンサートの様子をご紹介いただきました。
ぜひご覧ください!
■富江小学校ブログ;スクールコンサート |
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