2016年6月15日(水)、9:45〜、国富町立木脇小学校にて。
お天気に恵まれたこの日、朝7時半に会場入り。
正門には「あいさつ日本一の学校」という幟が揚々と掲げられ、校長先生が生徒達を笑顔で迎えておられました。 木脇小学校では「あいさつ日本一」を目指し、毎日活動されているようですが、コンサートの準備をしている体育館内にも子ども達の元気の良い声が届きました。
また、由宇月の小学校5年生の時の担任の先生が在職されていて、わざわざ挨拶に来てくださいました。 思いがけない再会となり、懐かしい話も弾み、久しぶりに会う教え子の姿に先生も嬉しそうでした。 |
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開演15分前となり、子どもたちが会場に入ってきましたが、足音が静かに聞こえてくるだけで、生徒さんの話声は聞こえてきません。 いつもですといろんな声が聞こえてくるので、雑音の中でチューニングをするのですが、あまりの静けさのため、ステージの幕内では子ども達に聞こえないように小さな音で三味線の音を合わせました。
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開演前の先生のお話が始まり、「立腰」「黙想」「開目」と号令がかかりました。 キリッとした空気が漂い、いよいよ開演です。
幕が上がると、体育館内に大勢の子ども達。 約380名が大拍手で迎えて下さいました。
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1年生も高学年に負けないくらいの集中力で、身を乗り出し、食い入るように演奏を聞いてくれました。
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日本各地の民謡をメドレーで紹介する風が運んだ日本のメロディでは、音に合わせて、手拍子を打ったり、中には踊ってくれたりする子ども達もいて、コンサートを盛り上げてくれました。
楽器紹介のコーナーでは、踊ってくれた子どもたちの中から1人、三味線紹介のお手伝いをしていただきました。三味線の糸を上手にはじいてくれたり、重さの違いを答えてくれたりと、初めて間近で見る楽器に目をキラキラと輝かせていました。
一部の最後は、故郷の民謡ということで宮崎県の「いもがらぼくと」を披露。 家元がマイクを校長先生に向けると、「いもがらぼくと」のサビの部分を一緒に歌ってくださいました。
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10分間の休憩後、後半はソーラン節を子どもたちの掛け声に乗せて演奏。 子どもたちの元気で明るい声に先生方も笑顔いっぱい。
チャレンジ・ザ・和楽器の三味線の体験コーナーでは1年生が三線、2〜6年生が民謡三味線、そして先生が一人、津軽三味線を体験しました。 1年生に感想を聞くと、緊張のあまりか答えられず、もじもじしていましたが、クラスメイトの「がんばれー!」の一声で、「嬉しかった」と勇気をもって発表してくれました。
津軽三味線を体験した先生は、弾く強さで音色が全然違うということに驚いたと話されていました。
子どもたちにとって、いい経験になったのではと思います。
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そしてどこの学校でもノリノリで聞いてくれる太陽じょんがら、そして伝統の津軽じょんがら節。曲に合わせてリズムをとったり、じーっと聞き入ってくれたり、音楽が大好きという子ども達ならではの素晴らしい鑑賞態度でした。 |
(生徒代表のご挨拶)
今日は木脇小学校のために有難うございました。
私がすごいと思ったのは、由哲さん、華映さん、由宇月さんの左手が同時に動いていたことです。
同時に引いて間違えたり、ずれたりせずに弾けて、すごいと思いました。
わかったことは三味線でも重さ、大きさ、音が違うということで、私は三味線の本物を目の前で見たことがありませんでした。 今日、初めて本物を見れてよかったと感じました。
今日は木脇小学校のみんなのために有難うございました。
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