2016年6月20日(火)、午前、五島市立福江小学校にて。
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会場となった五島市立福江小学校は、福江市の中心地に位置し、新築の校舎や体育館を完備した設備の整った学校です。
生徒数も約450名という五島でも生徒数の多い小学校。併設されている鶴南特別支援学校の小学部、中学部、船で移動してきて下さった椛島小学校の生徒さんと3校合同で行われました。 |
本番の2時間前には学校入りするのが通常ですが、福江小学校に到着すると、先生方とおよそ100名を超える福江小学校の生徒の皆さんが会場準備をしてくださっていました。 児童も慣れた様子で先生方の指示にしたがい気持ちよく手伝っている姿が印象的でした。
機材や楽器運搬も先生方と共に6年生が慎重に運んで下さいました。
椛島小学校は全校生徒が6年生1名の学校です。 校長先生、担任の先生と一緒に参加、そして、鶴南特別支援学校五島分校からは小中部の皆さん20名ほどが加わり、福江小学校の皆さんと合わせて500名を超える皆さんが参加されました。
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子どもたちが会場に入ると、小学6年生の子どもたちが、入学したばかりの小学1年生の椅子を運んでいるところでした。 上級生が下級生のお世話をするのはごく普通のことのようで、手際よく動いておられました。
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先生のご挨拶からコンサートがスタートしますが、「演奏者の皆さんを拍手でお迎えください」という先生の言葉で、演奏者が体育館入り口から入ってくると思っていた子ども達は後ろを向いて拍手をしていたようですが、演奏と共に幕が開いたことに大変驚いた様子でした。
オープニングは波や風の効果音と共に演奏がスタートするのですが、感動的な開演に子どもたちは大拍手を送ってくれました。 真剣な目で演奏者の手の動きを見つめる子ども達の気迫が音と重なり、福江小学校に津軽三味線の音が響き渡りました。 |
前半のステージでは楽器をひとつひとつ紹介するコーナーを設けていますが、太鼓の紹介の中で、桶胴の音を動物が走っている音に見立てて紹介していますが、子ども達の想像力は大変豊かで、いつも大正解!! 「馬が走ってる」とすぐに当ててくれます。音を聞きながらイメージを膨らませて楽しむのも、音楽の楽しいところです。
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休憩時間も、ステージ近くに子どもたちが三味線を見せてくださいと、近寄ってきます。 せっかくの一期一会ですから出来るだけご要望にお応えしたいと、休憩もそこそこに交流を深めるようにしています。 たくさんの生徒さん方でしたが、一人でも多く関わりたいとの思いで接しています。 |
終演後には生徒代表のご挨拶をいただくのですが、偶然にも三味線紹介でアシスタントを務めてくれた、小学6年生の男子がお礼の言葉を述べてくれました。
今日は私たち福江小学校のために、スクールコンサートを開いていただきありがとうございました。
私たちは学校の音楽でリコーダー、鍵盤ハーモニカ、木琴や鉄琴をつかって合奏したりしますが、近くで三味線という楽器を見たり聞いたりするのは初めてでした。
特に津軽じょんがら節という曲ではすごい速さで撥が動き、迫力のある音に驚きました。
そして僕はステージでいろいろな三味線を触り、重い三味線や小さい三味線があり、いろいろな三味線があるのに感心しました。
僕は三味線という伝統的な楽器に興味がわきました。
これからも機会があれば進んで聞こうと思います。
また福江小学校に来てください。
せっかくごとうにこられたので、五島うどんや五島牛、魚など食べて帰られてください。
美味しいですよ。今日は本当にありがとうございました。
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