2016年6月22日(水)、14:00〜15:30、五島市立川原小学校にて。
午前中、五島市立三井楽(みいらく)小学校のスクールコンサートを終え、川原小学校へ移動。 体育館へ入ると、ステージには「津軽三味線」と大きな文字で書かれた貼り紙が飾られてあり、先生方のお心遣いに嬉しくなりました。
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川原小学校は明治10年10月5日に創立された歴史ある学校です。
平成29年度からは、岐宿小学校、山内小学校と統合し、岐宿中学校敷地内に新しくできる新小学校に移る予定になっているそうです。 |
そんな川原小学校には『ぼくら川原っ子』というとてもいい歌があります。 学校側から「一緒に演奏してください!」とリクエストをいただきましたので、由宇月が採譜した三味線の演奏と先生のピアノでコラボをすることが決定。当日、ピアノ伴奏をしてくださる先生と初のリハーサルをしましたが、息もピッタリで本番が楽しみになりました。
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幕が開くと41名の生徒さんと先生方、そして30名ほどの地域の方がお越しになっていました。 中には赤ちゃんを抱いたお母さんがおられましたが、津軽三味線の大きな音にも泣かずに演奏を聞いている赤ちゃんの姿に嬉しくなりました。
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ステージに大きな「津軽三味線」の文字
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生徒の皆さんも集中してしっかり演奏を聞いていました。
楽しい曲の時には体を揺らしながら手拍子をし、手拍子を打たない曲の時にはじっと聞いていました。聞く態度は100点満点です。
曲が終わるごとに大きな拍手を送ってくださり、演奏にも力が入りました。 |
前半の部最後は、いよいよ「ぼくら川原っ子」の演奏です。
生徒の皆さんは毎日歌っているそうで、三味線との共演を楽しみにしているようでした。
伴奏は先生のピアノと三味線、鉦、そして歌は由宇月と子ども達。 体育館中に何とも言えない素敵なハーモニーが響き渡りました。
和と洋の共演となりましたが閉校を前にした川原小の皆さんにとっても良い思い出になったのではと思います。
休憩時間も少しでも三味線に触れて興味を持っていただきたいので、生徒の皆さんの近くに行って、三味線との触れ合いの時間を作りました。子ども達はもちろんですが、先生方、地域の方も初めて見る三味線に興味津々。皆さん嬉しそうに、そして優しく三味線と触れ合っていました。
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後半の部は、子ども達が大好きな「ソーラン節」から始まり、三味線のチャレンジコーナーへと続きます。本当は全員にチャレンジしていただきたいのですが、三味線の数に限りがありますので、演奏できるのは各学年1名ずつの6名だけ。選ばれた皆さんはステージに上がり「ソーラン節」を演奏します。皆さんもちろん初めての三味線演奏でしたが、家元が三味線を弾くコツ、「姿勢」「立腰」を伝授すると、上手に弾くことができました。 |
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低学年の皆さんには、三味線が少し大きかったですが、しっかり持ってリズム感もバッチリでした。
沖縄の三線にチャレンジされた先生から「すごく興味があったので、まず弾けて嬉しかったです。弾いた時に三本の弦がジャランと、いい音がなるのがすごく気持ちよくて、音楽とマッチした時に鳥肌が立ちました。良かったです!」と感想をいただきました。 |
演奏終了後には、子ども達、地域の方からアンコールをいただき、子ども達の踊りに合わせて「ソーラン節」を演奏。子ども達に負けないくらい、M先生が一生懸命踊ってくださり、会場が一気に盛り上がりました。
最後に皆さんと記念撮影をし、川原っ子たちとの楽しいスクールコンサートは終了しました。
川原小学校の先生方、生徒の皆さん、地域の皆さんありがとうございました。
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