2016年10月19日(水)、五島市立久賀小中学校にてスクールコンサート。
久賀島(ひさかじま)に渡ります。楽器、機材を海上タクシーに積み込み、いざ出発! 久賀小学校に向かいます。スクールコンサートは14時開演です。待っててくださいね。 村上三絃道さんの投稿 2016年10月18日
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午前中に開催の奥浦小学校の児童から見送られ、奥浦港へ。
車から楽器や機材を海上タクシー(船)に積み込む作業を終え、12時10分発。
出演者も着物のままで乗り込みました。
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船に揺られること15分。
自然いっぱいの長閑な久賀島に到着しました。
港に着くと先生方が軽トラックやタクシーを準備して迎えて下さいました。
船から車に荷物を積みなおして港から2キロ、楽器や機材は軽トラで、演奏者はタクシーで久賀小中学校へ。
港からは坂道が続き、途中に教会を眺めながら、しばし久賀島を楽しみました。 |
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学校に着くと、校門そして校舎の窓に、今日のコンサートの案内がしてあり、大感激。
そして校長先生方が素敵な笑顔でお出迎え。労いの言葉と共に会場や控室に案内して下さいました。
控室、ステージそでには金木犀や季節の花が、そしてステージには飾りつけがされていました。
金木犀の秋らしい匂いに癒され、元気が出ました。 |
本番までの限られた時間の中で、スタッフも超特急でスタンバイ。
リハーサルを終え、児童生徒、地域の皆さんが会場に入られる前に、そでに隠れます。
すると先生方が次々に椅子を取りに来られて、予想以上の地域からのご来場数の多さに対応されていました。全校生徒は11名(小学校6名、中学校5名)ですが、地域の方々が約100名ほどお越しになっていました。
コンサートが始まる前に、校長先生が津軽三味線の説明や、村上三絃道の紹介をしてくださいました。
事前に相当準備をして待っていて下さったことが、伝わってきました。
一曲ごとに、大きな拍手をいただき、地域と学校が一つになった大コンサートとなりました。
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久賀島は人口の少ない小さな島ではありますが、村おこしが盛んに行われています。
島のテーマソングでもある「僕らの久賀島」は、島の皆さんなら全員歌えるそうですが、この歌を三味線演奏のリクエストでいただいておりましたので、村上三絃道も準備しておりました。
船の中でも曲を聞き、歌いながら移動して来ました。前半の部最後のコーナーでいよいよ披露。
久賀小中学校の皆さんの踊り付の歌、先生のピアノとコラボレーションしました。お越しくださった地域の皆さんにも大変喜んでいただけました。
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また、子ども達に人気のソーラン節は、運動会の際に中学生が踊られたということで、中学生が全員で踊ってくれました。
中学生5名のうち、女子が1名。
女子を中心にしてキレのある踊りを披露され、その迫力に感心しました。
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そして全校生徒がチャレンジ・ザ・和楽器コーナーで三味線を体験しました。
休憩時間に撥の持ち方を少しだけ練習しましたが、覚えの良い児童生徒ばかりで、皆さんすぐに上手に演奏してくれました。
「手が痛かった〜」と撥を持っていた手を振りながら、小学生がニコニコしながら話してくれました。 |
演奏終了後は拍手が続き、アンコール。
世界の名曲であるリベルタンゴを演奏すると、偶然にも校長先生が大好きな曲だったようで、感嘆の声と割れんばかりの大きな拍手をいただきました。
お返しには児童からのお礼の言葉、そして、お礼の演奏ということで、久賀小中学校の伝統の久賀太鼓を演奏してくださいました。
大漁旗を衣装にし、勇壮なバチさばきで力いっぱい表現してくれました。
先生との電子ピアノと太鼓の響きもマッチして、迫力の中に、胸を打つような旋律でありました。
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感動のうちに終了した久賀小中学校スクールコンサート。
別れを惜しみながらタクシーに乗り込みました。
すると先生方と中学生達がいつまでも手を振って見送ってしてくれました。
その様子にまた感激しながら、私たちも車の中から、学校が見えなくなるまで手を振りました。 |
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