2016年10月20日(木)、10時〜11時30分、五島市立緑丘(みどりがおか)小学校にてスクールコンサート。
一般社団法人 長崎県教職員互助組合主催のスクールコンサート、今年度最後の開催校は五島市立緑丘小学校。
緑丘小学校は昭和31年に福江小学校の第二校舎として開校し、昭和33年に緑丘小学校として独立、五島市の中でも児童数の多い中心校です。
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学校に到着すると子ども達が元気に登校していました。
緑丘小学校では3年かけて学校を改装されているとの事で、正門から体育館へ行くことができず、先生の誘導で体育館まで案内していただきました。
体育館へ到着すると6名ほどの先生が待ち構えておられ、楽器、音響の搬入を手伝ってくださいました。体育館の両袖に控室をご用意いただき、スムーズに準備をすることができました。
先生がご用意いただいたお茶と和菓子をいただいていると、生徒の皆さんが無言で体育館に入場してきました。 |
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幕が開くと、たくさんの生徒の皆さんが興味津々の様子で食い入るように演奏を聞いていました。
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前半の部の中に楽器紹介のコーナーがあります。
三味線の紹介の中で、生徒の皆さんに重さや特徴が伝わるように、1人だけ家元のアシスタントを募集しました。
家元が「私のアシスタントをしてくださる優秀な方はいませんか?」というと、たくさんの生徒の方が手を挙げてくださいました。
その中で選ばれたのは6年生の男子生徒さん。
ステージに上がっても落ち着いていて、家元の質問にハキハキと答えていました。
三味線の重さや特徴などが他の生徒の皆さんにもよく伝わったようです。
前半の部最後の曲はふるさとの民謡。
五島市には「五島さのさ」という五島の地名が歌詞の中に出てくる素敵な民謡があります。
生徒の皆さんや先生方はあまり馴染みがないようでしたが、皆さんのふるさとの民謡を聞いていただきました。
10分間の休憩の間に、生徒の皆さんがステージに駆け寄ってこられたので、三味線と触れ合っていただくことに。生徒数が多いので、皆さんきちんと一列に整列され順番を待ってくださいました。
後半の部のチャレンジコーナーでは各学年1名ずつ三味線にチャレンジしていただきました。
三味線のバチは右手の薬指と小指の間に撥を挟んで持ちますので、手が痛かったようですが、「きれいな音でした」という感想もいただきました。
演奏終了後、幕が閉まっても拍手が鳴り止まず、アンコールの演奏をさせていただきました。
曲は世界的にも有名なアルゼンチンの「リベルタンゴ」を演奏。
代表の生徒さんから「私は三味線の演奏を生で聞くのは初めてでした。3つの楽器が重なるとこんなに響きが出ることに驚きました。五島にいると演奏会などに行く機会が少ないため、今日は本当に思い出に残る貴重な時間となりました。また機会があったら五島にきてください。今日は本当にありがとうございました。」と嬉しい感想をいただきました。
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