2016年11月16日(水)、13時40分から15時10分、宮崎県立日南高等学校にてスクールコンサート。
宮崎市から日南市まで車で約1時間、宮崎の観光地を代表する日南海岸国定公園を眺めながら移動。
青く輝く海、空に感動しながら日南高等学校へ向かいました。
体育館に到着すると教頭先生始め先生方が出迎えて下さって、搬入、設営を手伝ってくださいました。
家元が教頭先生にご挨拶させていただくと、10年前に高千穂高等学校で開催されたスクールコンサートをご覧になったとのこと。嬉しい再会となりました。
|
|
|
「EXCELSIOR」(エクセルショー)
日南高等学校の校訓です。
|
|
まずは先生方からのお話。 | |
準備が整い、開演時間10分前に生徒達が体育館に入場。
「生徒静止!」と号令がかかり静寂の中、津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」でコンサート開始。
真剣な表情で食い入るように演奏に集中して下さいました。
日本各地の代表的な民謡を紹介する「風が運んだ日本のメロディー」では、手拍子を打ちながら楽しそうな表情に。特に徳島県民謡の「阿波おどりよしこの」では、家元の踊りに合わせて3名の生徒の方が前に出て踊り出し、会場を沸かせました。とてもノリのいい日南高等学校の皆さん。
日南高等学校の校訓は「EXCELSIOR」(エクセルショー)、「より高く向上しよう!」という意味だそうですが、きっとどんな時もこの精神が生かされているのでしょうね。
|
|
三味線の楽器紹介コーナーでは、三味線の重さや特徴が皆さんに伝わるように、1人の方にお手伝いをいただきました。
野球部の男子生徒の方が選ばれ、爽やかな笑顔でステージに上がって来られ、実際に三味線を持ったり弦をはじいたりと、3種類の三味線の違いを体で感じていただきました。
|
|
|
前半の部、最後の曲はふるさとの民謡。
日南市の飫肥城下まつりのテーマ曲「飫肥ロマン」を披露致しました。
この歌は家元の師匠である2代目浜田喜一先生の歌唱によるものですが、今から約40年前にオーケストラの伴奏でレコーディングされました。
三味線、太鼓の伴奏による生演奏は恐らく初めてのことだと思います。
地域の方々も踊りながら聞いて下さいました。
|
後半の部はプログラムを変更して、生徒達に大人気の「千本桜」からスタート。
曲を紹介すると大きな拍手。笑顔いっぱいで歌いながらノリノリで聞いて下さいました。
三味線にチャレンジのコーナーでは、各学年2名ずつ、先生1名の方にステージに上がっていただき「ソーラン節」に挑戦。少しレクチャーしただけですぐに弾けるようになり、家元からマイクを向けられると演奏しながらでも「ソーラン、ソーラン!」と掛け声をかけるほど余裕の演奏でした。三線に挑戦された先生から「すごく良かった!!また弾いてみたい。」と嬉しい感想をいただきました。
終了後にはお礼の言葉と花束をいただき、感激でした。
お礼の言葉を紹介いたします。
今日はお忙しい中、日南高校に来ていただきありがとうございました。僕は三味線を生で聞くのは初めてで、とてもいい経験になりました。
盛り上がれる曲から静かな曲まで様々な曲を演奏してくださってとても楽しかったです。
ありがとうございました。
体育館に響き渡るような堂々とした言葉と表情で送って下さった言葉に日南高校の素晴らしさを改めて感じました。
最後は、先生、生徒の皆さんが搬出のお手伝いもしてくださり、記念撮影も。
特に野球部の男子の「来年は甲子園に行きます!」という熱い言葉が心に響きました。
目標に向かって日々、研鑽されている高校生達。
久し振りに清々しい気持ちになりました。
|