11月18日(金)午前の部 川南町立東小学校
朝7時20分、登校時間と重ならないよう早めに体育館に到着。搬入を行っていると集団登校してきた児童が元気な声で「おはようございます!今日は楽しみにしていました。よろしくお願いします」と一人一人、順番に声を掛けてくれました。
また、5年生が先生方と地域の方々を迎えるための準備。シートを敷き、テキパキと椅子を並べてくれました。
この日は、朝から小雨。ひんやりとした空気が体育館を包んでいました。連日暑い日が続いていましたから、久しぶりに季節通りの気候を感じることができました。
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ピンクが鮮やかなコスモスが秋を感じさせてくれました。
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川南町立東小学校の校歌です。 | |
さて、コンサートは津軽じょんがら節の合奏曲からのスタートです。
全校生徒125名の子どもたちが前掲姿勢で食い入るように聞いて下さいました。
1曲目が終わると盛大な拍手。
音楽の町・川南町の子ども達はコンサートを聴くことに慣れているのかもしれません。
非常に聞き上手でした。
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先生のお話によると日本の音楽を聴く機会の無い子ども達に生の音を体感させたいとのこと。
子どもたちにとっては初めての音色だったと思いますが、一緒に三味線を弾くような構えをしながら、集中している様子。
温かな手拍子や大きな拍手、そして、中には体を揺らしながら、演奏曲、民謡メドレーと子ども達のために用意した演奏曲を楽しんで聞いて下さいました。
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和楽器の紹介コーナーでは、わかりやすく三味線の重さや大きさをお伝えするためにアシスタントを募集するのですが、ほとんどの生徒の皆さんが手を挙げてくださって、家元は中々1人を選ぶことができません。
一番まっすぐ手を挙げて前を見つめていた3年生の男子ににアシスタントをお願いすると、選ばれなかった児童はがっかりした様子。
しかし、そんなことも束の間、すぐに和楽器の紹介に耳を傾けてくれました。
用意した三味線は、沖縄の三線、細棹三味線、そして津軽三味線。
アシスタントの生徒さんに楽器を持っていただき、重さの違いや糸をはじいた感触などの感想を一生懸命伝えてくれました。
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前半のステージ最後の曲は故郷のうた、「かんかん音頭」。
川南町の宗麟原に建てられた供養塔の鐘が鳴り響く「かんかんかん かんかんかん」を表すお囃子言葉がタイトルになっています。
「かんかんかん」と一緒に歌って盛り上がりました。
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休憩10分をはさみ、後半のステージは子どもたちの人気曲「千本桜」、そして「ソーラン節」。
特にソーラン節は毎年3、4年生が運動会で踊っているそうで、子どもたちも大好き。
身近な曲ということでとても喜んでくれました、中には楽しそうに踊ってくれる子もいました。
チャレンジ・ザ・和楽器コーナーでは各学年1名ずつが体験。
演奏し終わった後は、撥を持つ時の右手の小指が痛かったという方もいましたが、皆の前で演奏出来た喜びも感じて下さったようでした。
スクールコンサート終盤は、宮崎をイメージした演奏曲「太陽じょんがら」そして津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」です。
にぎやかな曲の時は笑顔で楽しく、迫力のある曲の時は真剣に。
曲に合わせた素晴らしい態度でありました。
最後は生徒代表のお礼の言葉をいただきました。
今日は、ありがとうございました。
私はこの時間を通して三味線について驚くことばかりでした。
三味線はテレビなどで聞いたことしかなくて生で本当に聞けることがうれしくて三味線に関心を持ちました。
みんなの知ってる曲や、楽しい曲や明るい曲を伝えてくださってうれしかったです。
今日は日本の音や文化を私たちに伝えてくださってありがとうございました。
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