HOME>「私、頑張ってます!」>第42回 准師範 村上由紀穂さん
第42回目の登場は、高知支部 准師範の村上由紀穂(本名:坂井恵子)さんです。 |
由紀穂さんが三味線を始められたきかっけは、高知市保護無形文化財だった「義太夫」の竹本一長さんの三味線の音色に感動し、「私も弾いてみたい!」と思ったことからだそうです。
2人の息子さんも大きくなり、子育ても落ち着いていたので、いつも気になっていた津軽三味線お稽古場という看板を思い出し、すぐに三味線を習い始めたそうです。
弟子入りされたのが40歳の頃。8年程、通っていましたが、先生の指導法や演奏に疑問を持つようになり、思い切って知人に相談。
「津軽三味線なら村上三絃道!」という知人の勧めで、正式に退会し、改めて村上三絃道へ入会されました。大変遠回りをしましたが、初心に帰り、1からのやり直し。
以前から興味を持っていた太鼓と民謡のレッスンも始めました。
「上手くなりたい!」という熱意から、村上三絃道に入会されて、3年で名取に合格。
昨年は准師範に昇格されました。とても頑張り屋の由紀穂さんです。
今年の春には春期特別合宿にも参加され、子供たちと一緒に腕を磨かれました。
また高知市で春と秋に開催される「ららら音楽祭」には、昨年から出演されており、1回目の時には1人で弾き語りを披露されたそうです。
「たくさんの舞台経験を積むように」という家元の言葉を忠実に守り、他支部の演奏活動にもよく応援に行かれます。
6月に愛媛県の松山市民会館中ホールで開催された、「伝統芸能愛好者の集い」では、「秋田大黒舞」を唄われ、「津軽じょんがら節旧節」では家元の唄に、太鼓の伴奏で出演されました。
「この舞台で私の夢が叶いました!」と嬉しそうに話して下さいましたが、もっともっ腕を磨いて精進したい!と、舞台出演のお誘いがあれば時間の許す限り、参加されています。
高知支部長の由舟師範や由喜師範からもお引き立てやアドバイスをいただき、たくさんの舞台に出演されていますが、今の自分があるのも、先輩方や周りの皆さんのお蔭と心から感謝されています。
村上三絃道の発展を願い、少しでもご恩返しをしたいと、一般会員の皆さんとの練習会も行っています。
これからのご活躍が楽しみな由紀穂さんです!