津軽三味線 村上三絃道

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広島支部25周年を記念して、10月までの半年間、広島支部特集としてお届けします。

【私、頑張ってます!】第54回 名取 村上耀康(本名:河本美代子)

名取 村上耀康さん

第54回目の登場は、広島支部 名取の村上耀康(本名:河本美代子)さんです。


耀康さんは、広島支部師範、進耀さんの取立名取さん。総師範 由之進さんの孫弟子さんに当たります。このように、現在広島支部では、教室部門が非常に充実し、演奏の輪が広がっております。
耀康さんが村上三絃道に入会された経緯もたいへんユニークなものです。今から13年程前のことだそうですが、耀康さんは大病を患われ、数年間の闘病生活を送られました。闘いの日々から、健康の大切さ、生きるということの意味の深さを痛感されたのだそうです。

 

元気になったら、あれもやってみたい、これもやってみたいと夢に描いていた耀康さんは、病気も落ち着いたある日、デパート内で開かれていた水彩画教室に足を運びました。水彩画を楽しみ、その帰りにふと立ち寄った画廊で、運命の出会いが待っていました。

 

画廊の店員さんと話をしているうちに、話題が津軽三味線へ。三味線に少し興味を持っていた耀康さんは何気なく「普通の人でも弾けるのですか?」と質問。するとその店員さんは、「お稽古風景を見学に来られませんか?!楽しいですよ」と、大変親切に誘ってくださったのです。その画廊の店員さんが実は現在の師匠、進耀さんなのです。

 

何かを感じ、何気なく声を掛けられた進耀さん。素直に実行された耀康さん。この出会いが、耀康さんの第二の人生の大きなスタートとなったのです。

 

三味線の音色にすっかり癒され、いつしか体力も回復された耀康さんは、お稽古に打ち込み、昨年、名取を取得されました。また、「耀康」という名前は、家元が付けられたのですが、健康の「康」の字を織り込んであることに感激され、病を乗り越えた喜び、三味線に打ち込める今を改めて噛みしめられたとのことでした。

 

日々を健康で過ごせることのありがたさを人一倍感じ、少しでも人様のお役に立てる活動をしたいと、ボランティア演奏にも精力的に参加されています。三味線を始めて1年目には民謡も始められ、最近は民謡でも舞台に立たれるようになりました。闘病生活の中からは想像も出来なかったことです。

 

「たまたま立ち寄った画廊で進耀先生に出会い、三味線を習い始めたことで、たくさんの方との出会いがありました!」と、出会いに感謝していらっしゃいます。
いよいよ来月となった広島公演。みんなの足を引っ張らないように頑張りたい!と、とても謙虚な耀康さんです。


そんな耀康さんは、自分の人生は大好きな三味線と共にいつも一緒でありたい!元気でお稽古を続けていきたい・・・と笑顔で話されます。耀康さんのご健康と、広島公演のご成功を心からお祈りしております。

 

↓11月の25周年記念公演のお知らせです。ぜひお越しくださいね♪

村上三絃道広島支部25周年記念公演 「津軽三味線の響き!大地に花を!」

   パンフレット(PDF)を見る>>

 

日時

平成21年年11月8日(日)

開場12時  開演 12時半

場所 アステールプラザ(中ホール)
広島県中区加古町4-17 Tel.082-244-8000
料金 3,500円(全席自由)
チケット取扱い

デオデオプレイガイド

福屋駅前店7Fチケットサロン

ヤマハ広島店

天満屋アルパーク店3F

お問い合わせ 村上三絃道広島支部事務局 Tel.090-2003-4573

 

広島県を活動拠点としている津軽三味線の『村上三絃道・広島支部』が、お陰様で創立25周年を迎えることになりました。

設立者であります津軽出身の初代家元、村上由哲は、西日本の大地に津軽三味線の音色を根付かせたいと宮崎に本部を設立。

その後、広島へと演奏の輪は広がりました。

現在、村上三絃道では、「伝統音楽を通じて暮らしと人生に夢を そして心豊かな人作り」を目指し、小中高校でのスクールコンサート、様々な音楽ジャンルとのコラボレーション、施設等でのボランティア活動、趣味を通じての生きがい作りのお手伝いなど、地域と暮らしに密着した演奏活動を行っております。

 25年に渡り、このような活動が出来ますのも広島県の皆様を始め、多くの皆様のお引き立てのお陰と、心より感謝いたしております。

 

津軽三味線をはじめとする村上三絃道25周年の集大成と感謝を演奏に込め、津軽民謡第一人者、山本謙司先生、尺八演奏家、二代目小湊法笙先生、舞踊集団NIPOONの皆さんをお迎えして、村上三絃道広島支部25周年記念公演「津軽三味線の響き!大地に花を!」を開催いたします。

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