HOME>「私、頑張ってます!」>第67回 名取 村上優記昌(ゆきまさ)
第67回目の登場は、長崎県稲佐支部名取の村上優記昌(ゆきまさ)(本名:木節子)さんです。 |
優記昌さんの師匠さんはお母様で長崎県稲佐支部師範 由優記先生。
三味線を始めるきっかけとなったのは、20年ほど前のちょっとしたことから。「せっちゃん(本名)も三味線せんね!」と、お母様の三味線仲間の方に声をかけられたことからだそうです。どちらかというと洋楽のほうに興味があり、当時、クラシックギターを習っていた優記昌さん。三味線にはまったく興味が無かったそうですが、しぶしぶ弾いてみると、「せっちゃん上手ね!」と褒められたのだそうです。その一言がとても嬉しく、三味線を始めることになりました。
次第に三味線の魅力にはまり、洋楽で鍛えた音感の良さのお陰で、上達も早く名取へ昇格。音を聞いただけで、簡単な曲はすぐに弾けるようになったそうです。
一方、10年ほど前からは、お父様が経営されていたそろばん教室の後を継がれました。多忙な中でしたが、数年前から太鼓もレッスンを受け、稲佐支部の中心的存在になっておられます。見よう見まねで太鼓を叩く方もいますが、優記昌さんは基本を大事にされます。ですから、撥さばきもとても見事。
12月の公演にも、親子で参加されます。高齢になられた由優記師匠をしっかりサポートされ、親子2人3脚で華やかな舞台で御活躍です。日本の伝統文化であるソロバンと三味線で、豊かな心を育む教室を開設していただけたらと思います。