HOME>「私、頑張ってます!」>第73回 名取 村上華名絵
第73回目の登場は、平成23年度前期名取式で名取に昇格された人吉支部の村上華名絵[かなえ](本名:松田侑子)さんです。 |
華名絵さんの師匠は人吉支部 総師範の由里華先生。ご存知の方も多いと思いますが、由里華先生は小学校の教師をされていました。華名絵さんのお父さんは、由里華先生の教え子。また華名絵さんの祖母様は由里華先生のご友人。そんな御縁で、由里華先生のご指導のもと、華名絵さんは4歳から三味線を習い始めました。
まだ体も小さかった華名絵さんは先生に棹を持ってもらい、胴を床に置いてお稽古をしていたそうです。一生懸命お稽古した後は、御褒美におやつをたくさん頂いたそうで、それが一番の思い出だということです。
小学校2年生からはピアノを習い始め、3年生からは由里華先生の勧めで民謡を習い始めました。また5年生からはダンスも始め、習い事で忙しい日々を過ごしたようです。中学校に入ってからは、バレーボール部に入部。予想以上にバレーボールの練習が厳しく、三味線、民謡、ピアノのお稽古は辞めることに・・・。
身体を動かすことが好きだったので唯一ダンスだけはレッスンを続けていたところ、代稽古を任されるほどになったそうです。しかし、身体の不調から23歳でダンスを辞めることになってしまいました。
そんな時、ある方から由里華先生の話を聞き「もう一度、由里華先生に三味線を習いたい!習わないと後悔する!」と思い、昨年の7月から12年ぶりにお稽古を再開。久しぶりに三味線を習ってみて「三味線ってこんなに難しかったかな?三味線って奥が深いなぁ〜」としみじみ感じたそうです。
これからは由里華先生をはじめ、家元やお世話になった方々に三味線を通してご恩返しをしていきたいそうです。まずは、基礎をしっかり学んで、余裕のある演奏ができるように頑張ります!とのこと。5月9日から1週間、本部に泊まり込んで短期集中レッスンでしっかり基礎を学ばれた華名絵さん、これからのご活躍を期待しております。