HOME>「私、頑張ってます!」>第81回 村上由宇月さん(本名:畠山莉彩)
第81回目の登場は家元のご長女、村上由宇月さん(本名・畠山莉彩)です。
由宇月さんは今年成人式を迎え、1月22日の誕生日で20歳になりました。また宮崎学園短期大学を3月に卒業、本格的に村上三絃道の主力メンバーとして頑張ってくれます。 |
在学中も学業と演奏活動を両立させ、スクールコンサートやイベントの出演もこなしていましたが、これからは伝統の世界へ若い感覚を生かしながら活躍してくれることと期待を集めている由宇月さんです。
さて、由宇月さんの初舞台は2歳9カ月の頃。由里華会のステージが開催された人吉カルチャーパレスで、秋田大黒舞の鈴とお囃子で出演しました。
2000年、2005年、2010年の本部公演にも出演すると共に、小学4年生の時には中国公演も経験し、高校3年生の時には宮崎市の代表として同じく中国へ演奏に行きました。
公演やお稽古で留守がちの家元と会うのはお稽古の時くらいですが、その時は親と子ではなく師匠と弟子の間柄。ですから、きっと辛いこともたくさんあったかと思います。しかし、三味線、太鼓、民謡、ピアノと三代目を継ぐための修行を懸命に続けている由宇月さんです。
現在は、家元に代わって三味線の演奏アレンジをしたり楽譜を書いたりと、家元のサポートもしっかりされています。9月のドイツ公演にも、もちろん参加。
今や村上三絃道にとって無くてはならない存在に成長されました。これからどのように村上三絃道を担っていくかが課題かと思いますが、由宇月さんの成長を見守りながら、一門の皆さんの温かいご支援とご協力をどうぞよろしくお願い致します。