第85回目の登場は宮崎本部の椎葉幸子さんです。
30代の頃から三味線の音に興味を持つようになったという椎葉さん。
ずっと三味線を習いたくて教室を探していたそうですが、なかなか見つからず諦めていました。
そんな時、友人がホームページを見て「宮崎で1番大きな教室みたいよ!」と村上三絃道を探してきてくださったそうです。
上がり症の椎葉さんは勇気を振り絞って村上三絃道へ電話。
この時はあまりの緊張のため、体験の日を決めることなく電話を切ることに…。
翌日、改めて電話。
やっと体験の日を決めることができました。
それが一昨年の12月のことです。
すぐに体験に来られ、その日のうちに入会、1月からお稽古を始められました。
初めて三味線を弾いた時、生の音が聞けてとても嬉しかったそうです。
お稽古を始められてからは、すぐに三味線を購入され、お稽古に励まれました。
いつも本部でのお稽古が終わると、家に帰りその日習った所を自分が納得いくまで練習されるそうです。
ほぼ毎日、1時間は練習されるとの事で、今では黒田節やチャグチャグ馬子唄など13曲をマスターされ、津軽じょんがら節も新節までマスターされました。
『好きこそ物の上手なれ』のことわざ通り、ものすごい早さで上達されています。
今は8月に開催される「伝統音楽を楽しむ会」へ向けお稽古中です。
また家元のステージがある時には、必ず応援に駆けつけて下さいます。
生きている限り三味線を弾き続けたい…という椎葉さん、これからもたくさんの曲を習得していきたいそうです。 |