第129回目の登場は、宮崎本部の間所あゆみさん(中伝)です。
間所さんは三名保育園(宮崎県東諸県郡国富町)の園長先生をされています。三名保育園では20年ほど前から国富町の無形文化財伝統「六日町正統俵踊り」を継承をされています。練習を重ねた園児が、保育園の夏祭りで披露するのですが、その見事な踊りには定評があります。
国富町の依頼を受け、村上三絃道でも楽譜を制作したり、指導、出演を行ったりと、芸能保存のお手伝いをしております。
そんなご縁から、間所さんは村上三絃道で三味線を学ぶこととなりますが、10年程前には保存会の方から三味線を習って伴奏を担当されていました。
ところが、なかなか弾きこなすことが出来ず、悩んでいた折、「基本をきちんと習ったほうがいいんじゃないですか?」とすすめられ、村上三絃道に入門。
改めて基礎から学ぶことになったのが5年前。バチの握り方や左手の押さえ方などが違っており、一からのスタートとなりましたが、「急がば回れ」のことわざ通り、基礎から地道にやり直したことで、みるみるうちに上達され、町民祭などでも「俵踊り」を披露されるようになり、国富町の伝統芸能の後継者としても活躍されるようになりました。
現在、8月28日に開催される「伝統音楽を楽しむ会」へ向け、猛練習中。目標は「津軽じょんがら節」を完璧にマスターすることです。
間所さんのこれからのご活躍をお祈りいたしております。
|