津軽三味線　村上三絃道

第131回目の登場は、高知支部の甲藤由美香さん（皆伝）です。

由美香さんは現在、専門学校の3年生。理学療法士を目指しておられます。由美香さんのお母様は村上三絃道師範の村上由周さん。小さい頃から三味線の音を聞いて育ち、いつか自分もやってみたいと思っていた由美香さんです。

そんな影響もあり、幼稚園の年長さんになると和太鼓を習い始めました。現在は太鼓チームの中心となって、たくさんの舞台で活躍されています。太鼓のお稽古をする中で、太鼓の演奏の中に三味線を入れられたらいいなと思い、昨年の2月から三味線を習い始めました。

お母様から少し習ってはいたそうですが、家元から本格的に習い始め、家元の奏でる三味線の音を聴いた際、その迫力と細やかな撥さばきに感動。自分もこんなふうに弾けるようになれるだろうかと少し心配になったそうです。

しかし、高知支部の先輩方の応援やお母様のサポート、そして家元の熱心な指導のお陰で、10月10日、専門学校の文化祭で三味線を披露することができました。

学校のバンドメンバーと「「Monkey　Majik　＋　吉田兄弟」の『チェンジ』を演奏。4月に由宇月さんに採譜してもらい、コツコツ練習されてきました。

11月には伊勢神宮で開催された「第14回神恩感謝　日本太鼓祭」に和太鼓で出演されたそうです。

由美香さんの目標は名取になること。そして2年後の本部公演で津軽じょんがら節を弾くことだそうです。また家元と和太鼓でも共演したいです！とおっしゃっていました。夢はきっと叶いますね。

由美香さんのこれからの益々のご活躍をお祈りいたしております。