長崎支部 分部涼子さん
熱心に稽古に励む一門の中から、今回は長崎支部 啓歌津会の分部涼子さんをご紹介します。
分部さんが三味線を始めたきっかけは、今から4年ほど前、友達から「三味線しない?」と誘われたことでした。
タイミングよく子育てが落ち着いた時に声をかけられ、中学、高校と吹奏楽に所属し音楽が大好きだった分部さんは、友達のお稽古風景を見学に行くことに。
見学だけのつもりが、啓歌津先生から「三味線弾いてみませんか?」と細棹を渡され、黒田節を少し習われたそうです。
「三味線って楽しい!!」と思った分部さんは、早速翌週からお稽古に通われました。上手に演奏できると啓歌津先生が「できたね!」と優しく褒めてくださり、モチベーションも上がって益々やる気になっていきました。
3年程前から長崎シニア吹奏楽団に所属し、クラリネットを担当されています。三味線とはジャンルが違いますが、それぞれの楽器の良さがあり、どちらにも刺激を受けているそうです。また、仕事の合間を縫って老人保健施設へ演奏にも行かれています。
職場の協力と理解を得て、演奏がある時間だけ仕事を抜け出して演奏に行くこともあるそうです。
演奏に行くと「三味線の演奏は良かね」「元気が出る」など声を掛けられ、涙して聴いてくださるので、失敗をしても「よし!次も頑張ろう!」と意欲が湧くそうです。
現在は8月の公演と、10月に開催される地元の祭り「大浦諏訪神社おくんち」に向けて、猛練習されています。
昨年の11月からは本部稽古も受けられ、本部とのご縁に感謝されています。
習い始めの頃、啓歌津先生から前回の公演「春燦々」のDVDを見せていただき、大変感動されたそうです。
「今回あの舞台で弾けるというのは、とても緊張しますが皆さんについていけるように頑張ります!」と意気込んでおられます。
これから益々ご活躍されますようお祈り致しております。