長崎県松浦支部 望月百花(ももか)ちゃん
熱心に稽古に励むメンバーの中から、長崎県松浦支部の望月百花(ももか)ちゃん、小学5年生をご紹介します。
百花ちゃんのお祖母様は師範の由梨世先生。お母さんは准師範の梨香世さん。2人のお兄ちゃんは名取の世宇介さん(中学3年)と世史啓さん(中学1年)です。
三味線の音色がいつも身近にある恵まれた環境で育った百花ちゃんは、お母さんのお腹の中にいる時から三味線の音を聞いて育ちました。
産後2ヶ月からお稽古復帰したお母さんに連れられ、お兄ちゃんたちと共に月1回の家元稽古に出向きました。
三味線、太鼓の音色が大好きでお稽古が終わるまでご機嫌の百花ちゃん。
いつからお稽古を始めるでもなく、自然な流れで唄や太鼓をやるようになりました。
3人の子育てをしながらお稽古に励んでいたお母さんの努力、お父さんのご支援にも頭が下がります。
そんな温かな家族に包まれ、1歳10ヶ月の時には囃子で初舞台を果たしました。
百花ちゃんの指導に当たっているのはお祖母様の由梨世先生。
最初はどこのツボを押さえればいいのか難しかったようですが、何度も注意されるうちにできるようになり、今は来年の公演へ向けリベルタンゴなどを練習中だそうです。
昨年、開催された「伝統・未来音楽祭」では、お兄ちゃんの世史啓さんと「よさこいじょんがら」を堂々と唄い上げました。
「始めは緊張したけど、楽しかったです!」と話してくれました。
お母さん曰く、百花ちゃんは恥ずかしがり屋で、自分が納得するまで練習をしないと人前では演奏しないそうです。
地域の人気者で、敬老会や市民文化祭、老人保健施設などへの演奏に引っ張りだこ。唄、太鼓、三味線で活躍しています。
そんな頑張り屋で負けず嫌いの百花ちゃんの目標は、お兄ちゃんたちが名取になった小学6年生で名取になることだそうです。
村上三絃道の中心メンバーとしても活躍が期待されます。
由梨世師範の素晴らしい指導力、統率力のお陰で三兄弟妹が羽ばたいております。
これからが益々楽しみです。
ご活躍をお祈りいたしております。
更新日:2020/08/25