宮崎本部 総師範 村上由綺貴さん
熱心に稽古に励むメンバーの中から、宮崎本部の総師範 村上由綺貴(本名:佐伯満貴)さんをご紹介します。
由綺貴さんは、由宇月家元の結婚のお相手であります。
由綺貴さんが6歳の時、人と違った習い事をさせたいと父さんがある方に相談。
その方から総師範の由貴仁先生を紹介され、村上三絃道に入会。
最初は由貴仁先生の勧めで民謡から始めることに。
まだ字がうまく読めない年頃ですから、歌詞を覚えるのに苦労されたようです。
民謡を習い始めて2年ほど経った小学2年生の頃、少し身体も大きくなり、ようやく三味線を習うことになりました。
初めて握る三味線は、左手が届かず苦労したそうですが、色んな曲を楽しく覚えていきました。
頑張り屋の由綺貴さんは、本部で開催していた合宿に毎回参加、もちろん本部公演にも毎回参加し、腕を上げていきました。
高校からは宮崎に進学され、由宇月家元から三味線、太鼓を師事するようになりました。
由綺貴さんは宮崎県西米良村の出身。
西米良村では神楽を伝承されており、由綺貴さんは太鼓で毎年参加しています。
由綺貴さんの弟は村上三絃道の師範 村上由貴拓(本名:佐伯郁拓)さん。
由貴拓さんは笛で神楽に参加。
本部公演でも神楽の太鼓、笛で出演されました。
村上三絃道では「佐伯兄弟」として有名で、2人とも好青年です。
地域、家族で「村上三絃道」を応援してくださり、お父さんは村上三絃道後援会の理事もされておられます。
由綺貴さんは福岡県の会社で経営を学ばれ、4月にはお父さんの会社を継ぐため、西米良村に帰って来られます。
村上三絃道の良き協力者としても心強い存在となりました。
村上三絃道に入門して20年。家族や応援してくれる地域の方々、そして初めて三味線を教えてくださった由貴仁先生、村上三絃道の皆様のおかげでここまで続けることができました。
村上三絃道創立50周年ということで8月28日に記念公演が開催されます。
50周年は大きな節目であり、60周年、70周年・・・100周年に向けたスタートの年でもあります。
これから村上三絃道を背負っていく3代目家元の1番の応援者として、そして村上三絃道の一門として、村上三絃道の更なる発展に寄与していきたいと思っております。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。
村上由綺貴