熊本県人吉支部 総師範 村上華珠佐さん

今回は人吉支部の総師範 村上華珠佐さんを紹介します。

華珠佐さんは大学時代に地唄三味線を学び、若い頃から芸の世界への興味が深かったとのことですが、32歳の時、由里華会に入会。
奏法の異なる地唄三味線と津軽三味線ですので、入会当初は相当苦労されたようですが、大変真面目でお稽古熱心な華珠佐さんは、特別レッスンを積み重ね1年余りで名取、今では総師範にまで昇格されました。

華珠佐さんは熊本県球磨郡あさぎり町で歯科医をされおり、院長として平日も遅くまで治療されています。
お休みの日は、本部へ出向き、心音塾や家元の特別稽古を受けています。

そんな努力が実を結び、現在では公演メンバーとしても活躍されています。また地元での演奏活動も積極的に取り組まれ、華陽総師範、由華莉師範とともに、バンドの方と「千本桜」のコラボレーションをしたり、文化祭や老人福祉施設への演奏にも行かれています。

華珠佐さんから、これからの抱負をお聞きしました。

「今年の12月で55歳になります。手の動き、視力、記憶力など衰えは否めませんが、知恵と心の持ちようで、これからもポジティブに活動していこうと思います。『厚かましい』という声が聞こえそうですが、立場は『総師範』、気持ちは『ジュニア』でこれからも村上三絃道を盛り上げて参ります!」

気配りの素晴らしさも定評で、仲間想いの華珠佐さんの周りには、ファンもたくさんいらっしゃいます。
今年は人吉公演を4月27日(日)に人吉市カルチャーパレスで計画されていますので、皆様のご協力をお願いいたします。

華珠佐さんの、これからの益々のご活躍をお祈り致しております。

更新日:2024/05/16