宮崎本部 西田 幸一郎さん

今回は宮崎本部の西田幸一郎さんを紹介します。

西田さんは中学校の先生、そして宮崎市の教育長をされていました。

村上三絃道との出合いは、教育長時代。当時、教育委員をしていた宗家と出会い、特別公演を見たことがきっかけで、三味線を習うことになりました。

公演を見た西田さんは、舞台での三味線の音色が心に響き「自分もやってみたい。」と思ったそうです。
そのことを話すと「やってみたらどうですか。」という宗家の言葉に後押しされ、三味線を始めることになりました。
いざやってみると難しく、こんなに難しい楽器だとは思わなかったそうです。
多忙の中でしたが、練習も欠かさずにされ、お稽古後も「新たな発見がありました。」と話されるほど、熱心に三味線に向き合われています。

その成果もあって、昨年は皆伝の試験に合格されました。その時の宗家の所見にこう書かれていました。

『大変熱心にお稽古されています。話を良く聴き、音に集中し、ていねいに演奏されます。多忙の中、練習もされ、これからの活躍が楽しみです。試験を受けることで目標を持つことになり、腕を上げられました。』

西田さんは宗家の最後の生徒さんです。

伝統音楽を楽しむ会」では、昨年まで教育長としてご挨拶いただいておりましたが、今年は初めて出演されました。たくさんのお客様の前で楽器を演奏するのは生まれて初めてだったとのことですが、とても楽しかったそうです。

これからの目標は、「心に響く演奏ができること」だそうです。
これからの益々のご活躍をお祈りいたしております。

更新日:2024/11/22