学校と地域を結ぶコンサート in 高原町
※写真クリックで拡大できます。
2021年11月26日(金)、9時より「学校と地域を結ぶコンサート in 高原町」が開催されました。
村上三絃道のスクールコンサートは良い音をお届けしたいということで、音響も一緒に同行し開演の2時間前に会場入りします。
5時半には三絃道を出発し、7時前には学校に到着、準備にとりかかりました。
会場となったのは高原町立後川内小学校。後川内小学校、後川内中学校との合同開催となりました。
後川内小学校26名、後川内中学校14名と少人数の児童、生徒数ですが、学校側から地域の方へチラシを配布していただき、コンサートへのご来場を呼びかけてくださいました。
すると児童、生徒と同じほどの地域の方にお越しいただき、アットホームなコンサートとなりました。
学校に地域の方が来られるのは久しぶりのことだったようです。
沢山の地域の方にお越しいただき、心から感謝申し上げます。
児童、生徒、地域の皆様はコロナ対策として手指消毒、マスク着用をして体育館に入場されていました。
コンサートはフロアで開催。
学校と地域を結ぶコンサートスタートです。
- 真剣に演奏を聴く児童の皆さん。
- 地域の皆さんも嬉しそうに演奏を聴いてくださいました。
- 児童生徒の皆さんにご挨拶。
「風が運んだ日本のメロディ」では各県の民謡をメドレーで演奏しました。
その中の「阿波おどりよしこの」では、家元が踊りをレクチャー。踊りの上手な数人の児童、生徒が前に出て、一緒に踊ってもらいました。
踊りが終わると、きちんと一礼をして元の場所に戻っていきました。とても盛り上げ上手で、礼儀正しい後川内の皆さんです。
また、メドレーで登場した三味線の紹介で、「華映さんが持っている三味線、何県の時に登場したでしょうか?」と家元が質問すると、「沖縄県」とすぐに答えが返ってきました。曲によって三味線を持ち変えて演奏している様子を、よく見てくれました。
地域の民謡では「高原音頭」を演奏。
後川内小・中学校では「後川内小唄」という民謡を踊られているとのことで、音源を送ってもらうことになりました。
村上三絃道では民謡の掘り起こしも行っておりますので、また一つ新しい民謡を掘り起こすことができ嬉しく思っております。
三味線用に採譜し、村上三絃道には録音スタジオがありますので録音し、学校へお送りしたいと思います。
後半のステージでは、皆さんよくご存知の「千本桜」、「ソーラン節」を演奏。
手拍子を打ちながら楽しく聴いていただきました。
大人気の曲が続きましたので大喜びの児童たち。
「えい!えい!えいさー!」
三味線にチャレンジのコーナーでは、中学3年生の男子生徒が、「姿勢を正すのが大変で、この姿勢は面接のときに助かるなと思いました。」と感想を言ってくれました。
地域の方からは大きな拍手が沸き起こりました。
コンサートの締めくくりは津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」。皆さん真剣に聴いてくださいました。
演奏が終わると、拍手とともに「アンコール♪」をいただき、小学生の皆さんに人気の「紅蓮華」を演奏いたしました。
最後に小学生、中学生代表の方からお礼の言葉、お菓子をいただきました。
小学生代表
今日はお忙しい中、私たちのためにコンサートを開いてくださり、ありがとうございました。私が一番心に残ったのは津軽三味線の演奏です。私はテレビでしか見たことがなく、どんなものか、どんな音が出るのかを知りませんでした。でも今日の演奏を聴いて、こんなに津軽三味線は大きな音が出て、迫力があるんだと思いました。今日は本当にありがとうございました。
中学生代表
本日はお忙しい中、後川内で学校と地域を結ぶコンサートを開いてくださり、ありがとうございます。僕たちは日本に住んでいますが、和楽器に触れるという機会があまりないため、本日をとても楽しみにしていました。三味線を弾いた皆様は集中力がすごくあり、これこそプロフェッショナルだなと思いました。唄声もとても素晴らしく、オリジナルの「えいえい!えいさー!」もとても素晴らしい曲だなと思いました。踊りもいくつか参加させていただき、踊らせていただきました。本日は本当にありがとうございました。
コンサートの模様は後川内小学校のホームページにも掲載していただきました。
■後川内小学校:学校と地域を結ぶコンサート(村上三絃道)>>
■後川内小学校:学校と地域を結ぶコンサート(村上三絃道)>>
また、嬉しいことに終演後に地域の方が、村上三絃道のCDが欲しいと来られました。
後川内小学校の皆さん、後川内中学校の皆さん、地域の皆様、楽しい時間をありがとうございました。
主催:学校と地域を結ぶコンサート実行委員会
■写真撮影:酒生明子(酒生哲雄写真事務所)
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。