伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―【第二部】

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2021年(令和3年)8月29日(日)、13時30分開演(12時30分開場)、宮崎市清武文化会館半九ホールにて「第35回国民文化祭・みやざき2020」「第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会」の分野別プログラムとして、「伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―」を開催いたしました。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―

国文祭・芸文祭みやざき2020」は、「山の幸海の幸いざ神話の源流へ」をキャッチフレーズに7月3日から全26市町村で、それぞれの地域の特色を生かしたプログラムで開催されました。昨年に引き続き、全世界がコロナ禍で厳しい時ではありましたが、宮崎市の指導の下、たくさんの応援の言葉をいただきながら、開催をすることが出来ました。

ホームページでは、コンサートの全容を随時更新していきます。
このページでは「第二部」をご覧ください。

第2部は「洋楽」の響きを交えて「未来」に向けた音をお届けいたしました。
まずは「国文祭・芸文祭2020」のために企画し制作した「大地の風~生目古墳群に捧ぐ~」からスタート。
生目古墳群は約1700年から1400年前(古墳時代前期~後期)にかけてつくられた古墳群(豪族のお墓)で、その規模は九州でも最大級。
その古墳群に捧ぐ唄を宗家が作詞し「大地の風~生目古墳群に捧ぐ~」が出来上がりました。
家元の唄と壮大な映像がリンクし、お客様も釘付けになっておられました。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―


続いてはしっとりと家元のアカペラで椎葉村に伝わる「秋節」。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―


再び村上三絃道一門が登場し、アストル・ピアソラが作曲した世界的に有名な「リベルタンゴ」をバンドの皆さんと大合奏。
「リベルタンゴ」は、リベルタ「自由」と「タンゴ」をつなげて、ピアソラが名付けた造語ですが「自由なタンゴ」という意味で、津軽じょんがら節を取り入れ演奏いたしました。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―【第二部】

続いては8月2日に発売を開始した「大地の風」のCDにも収録されております、新曲「Neoじょんがら」。家元がバンドと息の合った演奏を披露しました。
津軽三味線の様々な特色を最大限に生かしたアレンジでお楽しみいただきました。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―【第二部】

友情出演の琉球國祭り太鼓の皆さんには「チバリヨー(頑張れ)、安里屋ゆんた」のメドレーを、勇壮なエイサー踊りや太鼓、琉球獅子で会場を盛り上げていただきました。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―【第二部】

様々な演奏を披露した「伝統・未来音楽祭」も終わりに近づき、宗家、家元、一門、バンド、バイオレットコーラス、BBTが登場し、津軽三味線のルーツを尋ねて曲想を練った宗家渾身の一曲「遥かなるジパングへの道 光彩」を披露。
今回は特別バージョンとしてバイオレットコーラスの歌声から一味違った「光彩」となり、津軽三味線の旋律に厚みが増した名場面となりました。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―【第二部】

演奏後は宗家への花束贈呈。花束を渡してくれたのは、出演者最年少の佐藤瞭太郎君(3歳)です。
宗家の挨拶では涙あり笑いありでしたが、終演後のアンケートには「とても感動した!」「元気をもらった!」と嬉しいお言葉を沢山いただきました。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―

グランドフィナーレは全員総出演で賑やかに、宮崎の応援歌「えいえい!えいさー!」。
曲の途中には村上三絃道オリジナル曲「太陽じょんがら」が挿入され、出演者で「がんばろう!げんき!みやざきー!」と掛け声をかけました。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―

エピローグ「フェニックス・ハネムーン」では歌と共に、出演者をカーテンコールのように紹介。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―【第二部】

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―【第二部】

拍手喝采の中、布施谷貞雄演出家の演出で、舞台上の飾りつけや幕をすべて外し、村上三絃道のロゴマークの看板だけとなった舞台上で、家元のソロ演奏。
宗家が見守る中、圧巻の演奏を披露しました。

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―【第二部】

伝統・未来音楽祭―音で結ぶ友情の祭典―【第二部】

来年はお陰様で「村上三絃道」は50周年を迎えます。
2022年8月28日(日)開催の「創立50周年記念公演」へ向け、これからも文化芸術の歩みを止めることなく、走り続けます!!

撮影:酒生哲雄、酒生明子(酒生哲雄写真事務所


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更新日:2021/09/21