学校と地域を結ぶコンサート in 綾町
2021年11月18日(木)、14時より綾町立綾中学校にて学校と地域を結ぶコンサート。
照葉樹林都市、有機農業の町をスローガンに掲げる綾町。2012年にユネスコエコパークに登録されるなど、自然豊かな工芸の町です。
今回は「学校と地域を結ぶコンサート」ということで綾町地域の唄から、名産・名所のお話をさせていただくなど改めて地域の良さにふれるコーナーを設けました。
学校に到着すると、会場となる体育館では授業の真最中。
ステージ周辺では音響・舞台準備、後方では体育の授業。
マット運動する元気の良い声を聞きながらの準備となりました。
控室にはお茶とヒーターの準備がしてあり、お心遣いに大変嬉しく思いました。
コンサートは先生のご紹介で始まりました。
津軽三味線、民謡の演奏、楽器紹介と続き、手拍子を打ちながら時には曲に合わせて踊りながら聴いてくれました。
風が運んだ日本のメロディのメドレーで登場する徳島県の「阿波踊りよしこの」では先生が前に出て子どもたちと踊りながら会場を盛り上げてくれました。
地域の唄として「綾音頭」を演奏し、歌詞と実際の地域の光景を比べながら生徒の皆さんの想像力で歌の世界をイメージしながら、唄をお届けしました。
前半のステージ最後の曲「えいえい!えいさー!」一緒に手の振りをつけて聞いてくれました。
休憩時間は10分。
三味線に興味のある生徒の皆さんがステージに近づき、質問コーナーが開催されました。
三味線の糸の太さの違いや、構造のことなど熱心に聞いてくださいました。
また、着物やメンバーの髪飾りについても興味があるようで、いろいろなお話をさせていただきました。
後半のステージは「千本桜」から。子どもたちに大人気の曲です。
後半はチャレンジすることをテーマにお送りし、体験コーナーをお届けしました。
課題曲はソーラン節、まずは三絃道の演奏から聴いていただきました。
各学年2名の代表に三味線、そして沖縄の三線をF先生に体験していただきました。
演奏が終わり、インタビューをすると「ギターの弦と違って柔らかい感触がした。」、「バチの持ち方が難しかったけど、音色が綺麗に感じました。」など三味線の特性を感じながら弾いてくださいました。
F先生はお聞きしたところ学生時代は野球部だったそうで、家元が「三線(サンシン)で大丈夫でしたか?」と聞くと子どもたちが大ウケしました。
とても親しみのある朗らかな先生でした。
その後「太陽じょんがら」そして津軽三味線の代表曲を演奏し、幕が降りました。
後日、宮崎日日新聞にて記事をご紹介いただきました。※写真クリックで拡大できます。
また、学校のホームページにてコンサートの様子をご紹介いただきました。
■綾町立綾中学校:スクールコンサート>>
- 学校と地域を結ぶコンサートスタートです。
- 家元・村上由宇月
- 総師範・村上華映
- 師範・村上由稀愛
- 「阿波踊りよしこの」では前に出てきて踊ってくれた児童の皆さん
- 津軽三味線・細ざお・三線の違いは分かりましたか?
- 生徒の皆さんと「えいえい!えいさー!」
- 休憩時間に、ハイチーズ!
- 和楽器チャレンジコーナー
- 1人1人丁寧に指導していきます。
- 力を合わせて「ソーラン節」を演奏できました!
- 演奏の感想をうかがいました。
- 最後に女子生徒に感想をいただきました。
綾中学校の皆さん、本当にありがとうございました。
帰宅途中の生徒の皆さんに見送られながら、学校を後にしました。
スクールコンサートが開催できる幸せを改めて感じた綾中学校での一日でした。
主催:学校と地域を結ぶコンサート実行委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。