2018年6月14日（木）9時40分より、 「学校と地域を結ぶコンサート」が旧大束中学校体育館で開催されました。

今回の「学校と地域を結ぶコンサート」は串間市の小学校4校（金谷小学校・大束小学校・大平小学校・都井小学校）の合同開催。
大束中学校の体育館は、閉校後も地域の方々が使用されているということで綺麗に維持されていました。
宮崎市の村上三絃道を朝5時45分に出発して、約1時間半の移動となりました。
梅雨時期の開催ということでしたが、午前中は雨も降らず過ごしやすい気候でした。

9時には大束小学校の5年生が入場し、地域の皆さんのために椅子の準備を先生方と一緒にされていました。
開演の時間が近づくと、続々と大束小学校や金谷小学校、都井小学校や大平小学校の児童たち、地域の方もお越しになりました。
遠方から集まってくる小学校の帰りの時間を考慮し、今回は70分のコンサート。
特別メニューを組み、日本の音をしっかりお伝えできる構成でお届けしました。

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9時40分、大束小学校の先生の進行でコンサートがスタート。
初めてみる津軽三味線をしっかりと感じながら演奏者へ熱い視線を送ってくれました。
中には、三味線をひく真似をしながら聴いている児童もいました。
賑やかな曲、しっとりした曲と、いろいろな曲に合わせ、楽しみ方を変えて聴いてくれているような表情の変化を嬉しく思いました。

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楽器の紹介では、三線・細棹・津軽三味線の構え方や、演奏法、音の違いがわかるように、演奏者3人がそれぞれ種類の違う3棹の三味線を並んで奏でました。
楽器が違えば演奏法や音色も全く違います。
目の前で比較することで、特徴がわかりやすく伝わったことと思います。

故郷の民謡を紹介するコーナーでは、「新串間音頭」を演奏しました。
1番の歌詞に「ソテツ　野生馬　都井岬」とありますが、運動会で踊っているという都井小学校の6年生が先生と共に前に出て踊ってくれました。
地域の皆さんも一緒に踊る手振りをして楽しんで下さいました。

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話題の曲「千本桜」を紹介すると「わぁ！」「知ってるー！」と嬉しそうな声が上がりました。
一緒に口ずさんでくれる児童もいて、大変盛り上がりました。

話題の曲の後は、三味線を分解し、海外公演に出向く際の三味線の裏話を披露。
三味線は、いくつかのパーツを組み合わせて作られている歪みのない真っ直ぐな棹です。
これが1つだけのパーツだと糸をはっているのでだんだん歪んできてしまいます。
日本の伝統工芸の知恵が詰まった素晴らしい楽器とも言えます。
分解すると児童たちの驚いた「おお！」という声が体育館に響きました。

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続いて児童、地域の皆さんもよくご存知の民謡「ソーラン節」の掛け声を家元の歌に合わせて一緒にかけて元気に聴いてくれました。

そしていよいよ「チャレンジ・ザ・和楽器」のコーナー。
4校の代表、それぞれ2名ずつに三味線、先生1名に三線、計9名の方にソーラン節の演奏を体験していただき、感動的な演奏に大きな拍手が送られました。
各学校1人ずつ感想をいただきましたが、「手が痛かった〜」「音が綺麗だった」などなど、ハキハキと答えてくれました。
三線にチャレンジした先生からは「将来は村上三絃道に入りたい」と嬉しいお言葉をいただきました。

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児童や地域の皆さんの手拍子で盛り上がったのは人気の「太陽じょんがら」。
笑顔が広がり、ノリノリで聞いて下さいました。
最後の曲は津軽三味線の代表曲、本場の「津軽じょんがら節」。
改めて津軽三味線の音色を感じていただきました。

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終演後には、4校を代表して都井小学校の6年生からお礼の言葉をいただきました。

• 本日は串間市にて「学校と地域を結ぶコンサート」。
• 地域の皆さんもたくさんお越し下さいました。
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• 演奏を色々な表情で聴いてくれた児童の皆さん。
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• 「阿波踊りよしこの」では、元気いっぱいに踊って会場を盛り上げてくれました。
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• 動画撮影は那須安広さん。
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• 楽器紹介。
• 3つの楽器の音の違いが分かりましたか？
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• チャレンジ・ザ・和楽器。
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• うまく演奏できるかな？
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• 地域の方も児童のチャレンジをあたたかく見守ってくださいました。
• 皆さん初めての三味線を楽しんでくれたようです。
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串間市の子ども達、先生方、地域の皆様、本当にありがとうございました。
なお、開催にあたり串間市教育委員会の皆様にも大変ご尽力いただきましたこと心より感謝申し上げます。

主催：学校と地域を結ぶコンサート実行委員会、宮崎市教育委員会・串間市教育委員会

※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。