学校と地域を結ぶコンサート in 諸塚村
2018年8月20日(月)、13時開演、諸塚村中央公民館にて学校と地域を結ぶコンサートが開催されました。
※写真クリックで拡大できます。
2017年度からスタートした「学校と地域を結ぶコンサート」は県内5会場で開催しておりますが、今年度の3会場目となったのが諸塚村です。
諸塚村は宮崎県の北部に位置し、面積あたりの村道の密度は日本一。
山の恵みを生かした林業としいたけの村であります。
会場となった諸塚村中央公民館の入り口には、成人式発祥の地という石碑が設置され、当時の村長・藤井長治郎氏の石像もありました。昭和22年4月に第1回「成人祭」が開催されたそうです。
戦後の混乱した時期でありながら、諸塚村がいかに人作りに力を入れてこられたのかが分かります。
そんな諸塚村教育委員会の教育長、委員会の皆様の協力を賜り、夏休みの登校日に4校合同で開かれました。
到着後、楽器の準備を開始。
動画撮影をしてくださった那須安広さん。
いつもありがとうございます!
パンフレット。
開演までパンフレットに目を通す生徒の皆さん。- 開演前、諸塚村教育委員会教育長の甲斐様にご挨拶。
諸塚村教育委員会の皆様もお越しくださいました。
諸塚中学校42名、諸塚小学校46名、荒谷小学校13名、七ツ山小学校14名、計115名の児童生徒、そして地域の皆様、先生方と共に盛大に行われました。
特に甲斐誠教育長が開演前のご挨拶で「夏休みも残り少なくなりましたが、いっぱい遊んでいますか?いっぱい勉強していますか?」と子ども達に問いかけると、「ハーイ!」という元気で素直な声が会場に響きました。
学校と地域を結ぶコンサートスタートです!
子ども達は靴を脱ぎ、ゴザに座って鑑賞下さいましたが、きちんと並べられた「くつ」にも日頃からの生活ぶりが感じられました。
三味線に対する興味も旺盛で休憩時間も積極的に質問して下さったり、楽器に触りたいという子ども達の列が出来ました。
諸塚村では、「諸塚駄賃付け唄」という民謡が継承されていて、子ども達も日頃より歌の練習をされています。
郷土への誇りもしっかりと持っている子ども達でありました。
諸塚村は明治22年5月1日に七ツ山と家代(やしろ)村が合併して諸塚村となりました。
それ以前から歌われていたという七ツ山追分を復元。
この度、初披露することが出来ました。
格調の高い歌ですが、今では知る人も無く消えかかっていたものを諸塚の地で披露できたことは、村上三絃道にとっても嬉しいことでした。
和楽器チャレンジコーナー。
太陽じょんがら
最後に諸塚中学校の代表者がお礼の言葉を下さいました。
三味線が好きになったこと、また是非来てほしいこと、楽しくて時間があっという間だったことなど、愛らしい笑顔で堂々と述べていただき胸が熱くなりました。
片付けも終わり帰ろうとすると、甲斐教育長がわざわざ見送りに来て下さいました。
ご協力ありがとうございました!
小学生たちからのサイン攻めも。
また、後日「村報もろつか 9月号」にて、コンサートの模様をご紹介いただきました。
是非、ご覧下さい。
■「村報もろつか 9月号」に掲載されました>>
諸塚村の素晴らしい風土が育んだ子ども達。
これからも県下各地で「学校と地域を結ぶコンサート」を開催し、喜んでいただけるよう頑張りたいと心新たにしました。
主催:学校と地域を結ぶコンサート実行委員会
協力:諸塚村教育委員会、宮崎市教育委員会
■写真撮影:酒生明子(酒生哲雄写真事務所)
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。