学校と地域を結ぶコンサート in 延岡市
2020年10月29日(木)13時55分より延岡市立北浦中学校にて「学校と地域を結ぶコンサート」が開催されました。
北浦中学校に北浦小学校児童が移動してのコンサートでしたが、コロナ対策として小学校、中学校が一緒に鑑賞するのではなく、前半の部は小学校、後半の部は中学校と分かれての鑑賞となりました。
通常90分のコンサートを、45分の2回公演でお楽しみいただきました。
前半の部は北浦小学校から。
北浦小学校は145年を迎える歴史ある学校。
延岡市の北部にあり、漁業や林業、農業が盛んで「海の幸」「山の幸」が豊富なところです。
そんな自然の中で育った児童たちの大きな拍手に迎えられ、演奏者がステージに登場。
波風のSEに乗せて、津軽三味線の「ドドーン!」という音が体育館に広がりました。
マスクを着用し、隣との距離をあけ、きちんと体育座りをして、微動だにすることなく演奏に耳を傾けている児童達の姿が印象的でした。
初めて聴く三味線に少し緊張していたのか、演奏が終わり、家元が話し始めると笑顔がこぼれました。
- 三代目家元・村上由宇月
- 総師範・村上華映
- 師範・村上由稀愛
「風が運んだ日本のメロディ」のメドレーの中に登場してくる「阿波踊りよしこの」では、みんな起立し、手を高く上げて前後に動かし、楽しそうに踊っていました。
学校と地域を結ぶ伝統の民謡として「ばんば踊り」を聴いていただきました。
児童たちには耳馴染みの曲のようでしたが、何と唄っているのか歌詞までは分からなかったようでした。
家元が改めて詳しく説明すると真剣にうなづきながら聞いてくれました。
チャレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは、各学年の代表の方がステージに上がり三味線にチャレンジ。
三味線はバチの握り方が独特で難しいのですが、皆さん上手に持っていました。
話を聞いてみると、音楽の時間に三味線を弾いたそうです。
その事を覚えていて、バチを上手に握っていたことに感心いたしました。
コンサート最後はラテンのリズムで賑やかに「太陽じょんがら」。
演奏者の振りに合わせて体を動かしたり、手拍子で応援してくれました。
演奏後には、数名の児童が手を上げて嬉しい感想を述べてくれました。
私は三味線を体験しましたが、思ったよりもとても難しくて、3人が楽しそうに弾いているのをみてすごいなと思いました。
私も3人みたいに楽しく綺麗に弾けるように、これからも頑張りたいと思います。
今日はありがとうございました。
最後に全員で写真撮影をして、北浦小学校のコンサートは終了しました。
後日、学校のホームページにてご紹介いただきました。
■鑑賞教室>>
後半の部は北浦中学校。
担当の先生よりご紹介をいただき、演奏スタート。
中学生になると雰囲気がガラリと変わりましたが、真剣に聴く態度は小学生も中学生も同じです。
まずは津軽三味線の代表曲、「津軽じょんがら節」の演奏からスタート。
「風が運んだ日本のメロディ」では、沖縄県の「谷茶前節」、熊本県の「牛深ハイヤ節」、徳島県の「阿波踊りよしこの」、新潟県の「佐渡おけさ」、青森県の「津軽あいや節」をメドレーで聴いていただきました。
中学生にも「阿波踊りよしこの」で踊っていただきましたが、楽しそうに踊る生徒、恥ずかしそうに踊る生徒、手拍子で応援してくれる生徒と様々でした。
チャレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは、各学年2名の代表の方がステージに上がりました。
中学生も音楽の授業で三味線を弾いており、演奏者が教える前から上手に構えて待っていました。
チャレンジ曲は「ソーラン節」!みんなが大好きな1曲です。
太鼓に合わせて「シャンシャンシャン♪」と上手に演奏できました。
最後は「太陽じょんがら」で「北浦中学校、バンザ~イ!!」と賑やかに締め括りました。
生徒代表より嬉しい感想をいただきました。
今日はお忙しい中、わざわざ北浦中学校まで足を運んで下さり、本当にありがとうございます。
三味線を今日弾いて、僕が学校で弾いているよりだんぜん綺麗でした。
三味線の弦を見ずにジャジャジャンと弾いていたのが、とても驚きました。今日はありがとうございました。
- コンサートの思い出にCDをプレゼントしました。
最後に北浦中学校の皆さんと写真撮影。
北浦小学校・北浦中学校の皆様、ありがとうございました。
主催:学校と地域を結ぶコンサート実行委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。